(仮訳)タイ北部産の新種、Xanthagaricus thailandensis
Kumla, J. et al., 2018. Xanthagaricus thailandensis sp. nov. (Agaricales, Basidiomycota), from northern Thailand. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.348.2.5 [Accessed November 11, 2021] 【R3-08953】2021/11/11投稿

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3行まとめ

タイ、ラムパーン県の熱帯落葉樹林で採集された菌を検討し、Xanthagaricus thailandensisとして新種記載した。
本種は子実体が中型、傘が淡橙色、担子胞子が帯褐黄色であり、傘表面の小鱗片が偽柔組織からなることなどで特徴づけられた。
本種は柄シスチジアを有する同属の他2種とは担子胞子と柄シスチジアのサイズが異なっていた。
Thailand, Lampang Province, Mae Moh District

(新種)

Xanthagaricus thailandensis J. Kumla, N. Suwannarach & S. Lumyong
語源…タイ産の
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【よく似た種との区別】
Xanthagaricus taiwanensis
アジアに分布する
傘表面の小鱗片が偽柔組織からなる
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタイではなく台湾などに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり柄シスチジアを欠く
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Xanthagaricus neocopinatus
アジアに分布する
柄シスチジアを有する
本種と異なりタイではなくバングラデシュなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より柄シスチジアの幅が広い
本種と異なり傘表面の小鱗片が偽柔組織ではなく類子実層状被~偽柔組織からなる
Xanthagaricus ochraceoluteus
柄シスチジアを有する
傘表面の小鱗片が偽柔組織からなる
本種と異なりタイではなく南アフリカなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より柄シスチジアのサイズが大きい