2015年7月3日 (仮訳)エクアドル産の新種Amanita chocoana Wartchow, F. & Gamboa-Trujillo, JP., 2012. Amanita chocoana – a new species from Ecuador. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000121/00000001/art00047?crawler=true [Accessed July 2, 2015]. 【R3-01974】2015/07/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ エクアドル、エスメラルダス県のチョコ・バイオームで採集された菌を検討し、Amanita chocoanaとして新種記載した。 本種はVaginatae節に含まれ、傘に扇畳み状の溝線および先端が帯黄色の帯灰色ピラミッド状の疣を伴うことなどで特徴づけられた。 本種はエクアドルから報告された3番目のテングタケ属菌となった。 Ecuador, Prov. Esmeraldas, Mun. Esmeraldas, Bilsa Biological Station (新種) Amanita chocoana Wartchow 語源…チョコ(・バイオーム)の 【よく似た種との区別】 Amanita colombiana 同じVaginatae節に含まれる 傘縁部に扇畳み状の溝線を有する 傘表面にピラミッド状の被膜の名残を伴う 本種と異なりエクアドルではなくコロンビアに分布する 本種と異なりおそらくコナラ属植物を宿主とする 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなく鈍い帯褐オリーブ色 本種と異なり傘表面の被膜の名残が類白色から基部が灰色、頂部が帯黄褐色になるのではなく、帯赤黄色から暗い帯赤褐色~黒褐色となる 本種と異なり子実下層に含まれる要素がやや膨大~膨大するのではなく膨大しない~僅かに膨大する 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく球形~類球形 Amanita cinctipes 同じVaginatae節に含まれる 傘表面にピラミッド状の疣を伴う 本種と異なりエクアドルではなくマレーおよびシンガポールに分布する 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなく淡い帯灰色~鼠色 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく球形~類球形 Amanita ceciliae(テングツルタケ) 同じVaginatae節に含まれる 本種と異なりエクアドルではなくヨーロッパに分布する 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなく黄褐色でのちに暗色になる 本種と異なり被膜の名残が類白色から基部が灰色、頂部が帯黄褐色になるのではなく、汚灰白色~帯黒色 本種と異なり傘縁部に扇畳み状の溝線ではなく短い条線を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい Amanita sororcula 同じVaginatae節に含まれる 本種と異なりエクアドルではなくコロンビアに分布する 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなく帯白灰色~帯黄褐灰色 本種と異なり傘表面にピラミッド状の疣ではなく圧着したパッチを伴う 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく球形~類球形 Amanita antillana 同じVaginatae節に含まれる 担子胞子の形態が類似している 傘表皮が高度にゼラチン化する 本種と異なりエクアドルではなくトリニダードおよびマルティニークに分布する 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなくオリーブ褐色 本種と異なり被膜の名残が粉状 本種より担子胞子のQ値の範囲が小さい 本種と傘表皮の菌糸の形態が異なる 本種と異なり被膜の菌糸の細胞が有色ではなく無色 本種と異なり被膜の菌糸が厚壁ではなく薄壁 Amanita calopus 同じVaginatae節に含まれる 傘が褐色系 本種と異なりエクアドルではなく中央アフリカに分布する 本種と異なり傘表面の被膜の名残が類白色から基部が灰色、頂部が帯黄褐色になるのではなく、帯桃灰色 本種と異なり傘表面の被膜の名残がピラミッド状ではなく綿毛状~羊毛状 本種より柄が細長い 本種と異なり子実下層が偽柔組織状 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種より担子胞子の形状が細長い Amanita conicogrisea 同じVaginatae節の特徴を有する 担子胞子のサイズがいくぶん類似している 本種と異なりエクアドルではなくオーストラリアに分布する 本種と異なり傘が暗い帯赤褐色~褐色ではなく鈍クリーム色~クリーム灰色 本種と異なり傘表面の被膜の名残が類白色から基部が灰色、頂部が帯黄褐色になるのではなく、傘と同色 本種と異なり傘表面の被膜の名残がピラミッド状ではなく円錐形 本種と異なり傘縁部に扇畳み状の溝線ではなく僅かに条線を有する 本種より柄が細長い 本種と異なり柄上部に繊維状の被膜の名残を伴う 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種より被膜の菌糸の細胞が小さい 本種と異なり被膜の菌糸の細胞が有色ではなくおそらく無色 Amanita craseoderma エクアドルに分布する 子実下層が細胞状 本種と異なりエクアドルのみではなくブラジルにも分布する 本種と異なり傘表面の被膜の名残が非常に小さい 本種と異なり傘表面の被膜の名残が類白色から基部が灰色、頂部が帯黄褐色になるのではなく、暗灰褐色 本種と異なり傘表面の被膜の名残がピラミッド状ではなく不規則形 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり傘表皮がやや棍棒形の末端要素からなる 本種と異なり傘表皮がゼラチン化しない