2015年8月10日 (仮訳)中国産の新属新種Melanoderma microcarpum Cui, B-K., Zhao, C-L. & Dai, Y-C., 2011. Melanoderma microcarpum gen. et sp. nov. (Basidiomycota) from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000116/00000001/art00032 [Accessed August 10, 2015]. 【R3-02088】2015/08/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の湖南省および海南省で採集された白色腐朽菌の一種を検討し、新属新種Melanoderma microcarpumとして記載した。 本種は多年生で半背着生~傘状の子実体を形成し、担子胞子が小型で球形、2菌糸型でクランプを伴うことなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析で単系統群を形成し、Vanderbylia属菌と近縁であった。 中国湖南省郴州市宜章県莽山国家森林公園 (新種) Melanoderma microcarpum B.K. Cui & Y.C. Dai 語源…(属名)黒色の皮/(種小名)小さな子実体の 【よく似た種との区別】 Vanderbylia vicina nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が薄壁ではなく顕著な厚壁 本種と異なり担子胞子がデキストリノイド 本種と異なり担子胞子がシアノフィリック nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Megasporoporia spp. 子実層に菱形の結晶を含む 担子胞子が円筒形 担子胞子が薄壁 実質に菱形の結晶を含む 菌糸構成が2菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 骨格菌糸がデキストリノイド 骨格菌糸がシアノフィリック 本種と異なり子実体が半背着生~傘状ではなく通常背着生 本種と異なり孔口が大型 本種と異なり担子胞子が大型 本種と異なりシスチジアを欠く 本種と異なりハイファルペグを有する 本種と異なり樹枝状糸状体を有する Australoporus spp. 担子胞子が円筒形 担子胞子が薄壁 シスチジアの頂部に結晶を伴う 菌糸構成が2菌糸型 骨格菌糸がデキストリノイド 本種と異なり子実体が蹄形 本種と異なり傘表面に殻皮を欠く 本種と異なり孔口面が初め白色、のちにクリーム色~クリーム黄褐色ではなく淡桃色~橙色 本種と異なり孔壁の骨格菌糸に微細な結晶を伴う Datronia spp. 担子胞子が円筒形 担子胞子が薄壁 菌糸構成が2菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 骨格菌糸がシアノフィリック 本種と異なり頂部に結晶を伴うシスチジアを欠く 本種と異なり骨格菌糸がデキストリノイド Dichomitus spp. 担子胞子が円筒形 担子胞子が薄壁 菌糸構成が2菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 骨格菌糸がシアノフィリック 本種と異なり頂部に結晶を伴うシスチジアを欠く 本種と異なり骨格菌糸がデキストリノイド