2015年10月4日 (仮訳)サンゴアブラギリのエンドファイトとして分離されたPseudofusicoccum adansoniae:インド新産種 Sharma, R., Kulkarni, G. & Shouche, YS., 2013. Pseudofusicoccum adansoniae isolated as an endophyte from Jatropha podagrica: new record for India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00007 [Accessed October 4, 2015]. 【R3-02254】2015/10/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドにおいてサンゴアブラギリの健全葉および果実からエンドファイトとして分離されたPseudofusicoccum adansoniaeをインド新産種として報告した。 本種は分生子果が大型で、分生子が無色楕円形で頂部が丸く、テレオモルフは認めなかった。 本報告はインドからのPseudofusicoccum属菌の初報告となり、本種のサンゴアブラギリからの報告も初となった。 (インド新産種) Pseudofusicoccum adansoniae Pavlic, T.I. Burgess & M.J. Wingf. 【よく似た種との区別】 Pseudofusicoccum kimberleyense オーストラリアに分布する 同じAdansonia gregorii、Acacia synchronicia、ユーカリ属の一種、Ficus oppositaを宿主とする 分生子殻のサイズが類似している 生育適温が類似している 生長速度が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なりサンゴアブラギリが宿主として知られていない 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種と異なり分生子形成細胞が円筒形ではなく円筒形~類円筒形 本種と異なり分生子が楕円形で頂部が丸く、時に屈曲するか不規則形ではなく楕円形で僅かに屈曲することもある 本種と異なりコロニーが帯オリーブ灰色~帯オリーブ黒色ではなく帯オリーブ黒色~黒色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度98.8%、6塩基の差異) Pseudofusicoccum ardesiacum オーストラリアに分布する 同じAdansonia gregorii、ユーカリ属の一種を宿主とする 分生子殻のサイズが類似している 分生子形成細胞が円筒形 生育適温が類似している 生長速度が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なりサンゴアブラギリ、Acacia synchronicia、Ficus oppositaが宿主として知られていない 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種と異なり分生子が楕円形で頂部が丸く、時に屈曲するか不規則形ではなく楕円形~桿形で直線状または僅かに屈曲する 本種と異なりコロニーが帯オリーブ灰色~帯オリーブ黒色ではなく”slate blue”~帯ワイン灰色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度98.8%、6塩基の差異) Pseudofusicoccum violaceum 分生子形成細胞が円筒形 生育適温が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、オーストラリアではなく南アフリカに分布する 本種と異なりサンゴアブラギリ、Acacia synchronicia、Adansonia gregorii、Ficus opposita、ユーカリ属の一種が宿主として知られていない 本種と異なりPterocarpus angolensisを宿主とする 本種より分生子殻のサイズが大きい 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が楕円形で頂部が丸く、時に屈曲するか不規則形ではなく桿形 本種と異なりコロニーが帯オリーブ灰色~帯オリーブ黒色ではなく帯オリーブ色~帯緑黒色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度98.6%、7塩基の差異) Pseudofusicoccum olivaceum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、オーストラリアではなく南アフリカに分布する 本種と異なりサンゴアブラギリ、Acacia synchronicia、Adansonia gregorii、Ficus opposita、ユーカリ属の一種が宿主として知られていない 本種と異なりPterocarpus angolensisを宿主とする 本種より分生子殻のサイズが大きい 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種と異なり分生子形成細胞が円筒形ではなく小滴状円形~円筒形 本種と異なりコロニーが帯オリーブ灰色~帯オリーブ黒色ではなく白色~帯オリーブ色 本種より生育適温が低い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度98%、10塩基の差異) Pseudofusicoccum stromaticum ユーカリ属植物の一種を宿主とする 分生子形成細胞が円筒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインド、オーストラリアではなくベネズエラに分布する 本種と異なりサンゴアブラギリ、Acacia synchronicia、Adansonia gregorii、Ficus oppositaが宿主として知られていない 本種と異なり分生子が楕円形で頂部が丸く、時に屈曲するか不規則形ではなく桿形 本種より生長速度が遅い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度98.4%、8塩基の差異)