2015年10月30日 (仮訳)Pluteus variabilicolorとP. castriの系統学的・形態学的比較 Lezzi, T. et al., 2014. Phylogenetic and morphological comparison of Pluteus variabilicolor and P. castri (Basidiomycota, Agaricales). IMA fungus. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4329323/ [Accessed October 29, 2015]. 【R3-02332】2015/10/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 知見に乏しいPluteus variabilicolorについて、イタリア産の標本を基に詳細な記載を行った。 分子系統解析の結果、本種は傘表皮に棍棒形の細胞を含むにもかかわらず、Hispidoderma節のP. leoninusクレードに含まれた。 Pluteus variabilicolorとP. castriのタイプ標本を比較し、後者を前者のシノニムとした。 (その他掲載種) Pluteus variabilicolor Babos 【よく似た種との区別】 Pluteus chrysaegis 子実体が黄色系 傘表面が脈状 傘表皮の構造が類似している 柄シスチジアを有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じleoninusクレードに含まれる) 本種と異なり縁シスチジアの頂部が微突形でない 本種と異なり縁シスチジアが薄壁ではなく僅かに厚壁 本種より傘表皮の細胞が短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pluteus leoninus(ベニヒダタケ) 傘が黄色系 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じleoninusクレードに含まれる) 本種より傘表皮の細胞が長い 本種と異なり傘表皮が狭紡錘形の細胞のみからなる 本種と異なり柄シスチジアを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される