(仮訳)チェコにおいて土壌から分離されたPachybasium節の新種Trichoderma fassatiae
Nováková, A. et al., 2015. Trichoderma fassatiae, a new species from the section Pachybasium isolated from soil in the Czech. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM67205.pdf [Accessed February 18, 2016].
【R3-02666】2016/02/18投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

チェコ、南ボヘミア州において森林の土壌から分離された菌を検討し、Trichoderma fassatiaeとして新種記載した。
本種は分子系統解析の結果、Pachybasium節のSemiorbisクレードに含まれることが示された。
本種の同定にTrichoKEYを適用したほか、TrichoBLASTを用いた相同性検索を実施した。
Czech Republic, South Bohemia, near the villages of Albeř and Klášter

(新種)

Trichoderma fassatiae A. Nováková, Kubátová, Valinová, Hubka & M. Kolařík
語源…チェコの菌学者、Olga Fassatiová氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trichoderma fertile
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(RPB2の類似度97%、869/894 bp一致)
Trichoderma oblongisporum
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(RPB2の類似度98%、879/894 bp一致/EF1-αの類似度96%、136/142 bp一致)
Trichoderma hunua
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSの類似度99%、451/456 bp一致)
Trichoderma semiorbis
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSの類似度99%、449/455 bp一致/RPB2の類似度95%、851/894 bp一致)
Hypocrea moravica
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
ITS+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSの類似度99%、449/455 bp一致/EF1-αの類似度89%、235/265 bp一致)