2016年3月18日 (仮訳)ブラジル産の興味深い分類群、Oudemansiella steffenii Picciola, P. & Battistin, E. 2015. Oudemansiella steffenii: an interesting taxon from Brazil. Rivista Micologica Romana. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Eliseo_Battistin/publication/281288572_Oudemansiella_steffenii_an_interesting_taxon_from_Brazil/links/55e005f708ae6abe6e867edb.pdf [Accessed March 17, 2016]. 【R3-02751】2016/03/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルで採集されたOudemansiella steffeniiの肉眼的および顕微鏡的形質を報告した。 本種はパラナ州のパラナマツ林において地中に埋まった木質残渣から発生した。 本種とDactylosporina節および他の節に含まれる種との比較を行った。 (その他掲載種) Oudemansiella steffenii (Rick) Singer 【よく似た種との区別】 Oudemansiella macracantha ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに分布する 本種と異なりコロンビアおよびメキシコにおける分布が知られている 本種と異なりコスタリカおよび仏領ギアナにおける分布が知られていない 本種より子実体の細長さを表す”gracility index”がずっと大きい 本種と異なり傘が非常に小型 本種と異なり傘が中央部が黄褐色、縁部が類白色~帯灰色ではなく濃褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の刺状装飾が長い 本種と異なり担子胞子の装飾が真空下(SEM観察前処理)で部分的に崩壊するのではなく元の形を保つ 本種と子実層シスチジアの形状が異なる Oudemansiella cephalocystidiata 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子の刺状装飾の数が少ない 本種と異なり柄シスチジアが頭状 Oudemansiella glutinosa 本種と異なり傘の一部がゼラチン化する 本種と異なり柄の一部がゼラチン化する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり柄シスチジアが棍棒形ではなく円筒形~蠕虫形 Oudemansiella canarii(ネッタイヌメリタケ) ブラジルに分布する 本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく平滑 Oudemansiella radicata ブラジルに分布する 本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく平滑 Oudemansiella subnigra ブラジルに分布する 本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく平滑