2016年3月28日 (仮訳)Pachyphlodes–Amylascus属系統に近縁な新属新種、Luteoamylascus aculeatus Cabero, J. et al., 2016. Luteoamylascus aculeatus (Pezizomycetes, Pezizaceae): a new genus and species near the Pachyphlodes–Amylascus lineage. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-016-1177-9 [Accessed March 27, 2016]. 【R3-02781】2016/03/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン中部で採集された地下生の子嚢菌の一種を検討し、新属新種Luteoamylascus aculeatusとして記載した。 本種は外皮が帯黄色で綿毛状、グレバが迷路状で、子嚢が顕著なアミロイドであることなどで特徴づけられた。 本種のITS領域の塩基配列は、マツの外生菌根やスポアマットなどから得られた塩基配列に類似していた。 Spain, Zamora, Ilanes de Sanabria (新種) Luteoamylascus aculeatus Cabero, P. Alvarado & G. Moreno 語源…(属名)黄色のAmylascus属/(種小名)針状の(子嚢胞子の装飾から) 【よく似た種との区別】 Amylascus herbertianus 子実体表面が綿毛状 グレバが迷路状 子嚢が不規則に配列する 子嚢がアミロイド 子嚢胞子の装飾の間隔が不均等 子嚢胞子の装飾が直線状~屈曲した刺状 本種と異なりスペインではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり子実体表面が平滑ではなく疣状 本種と異なりグレバの間を埋める不稔組織が類白色ではなく帯赤色の菌糸からなる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pachyphlodes conglomeratus 子実体が帯黄色 子実体表面が平滑で綿毛に覆われる