2016年6月4日 (仮訳)本属菌としては珍しく鉤形構造を欠く新種、Peziza simplex Dougoud, R. & Moyne, G., 2012. Peziza simplex sp. nov. (Pezizales), une nouvelle et rare espèce du genre, sans crochet dangeardien. Available at: http://www.ascomycete.org/Portals/0/volumes/AscomyceteOrg 04-02 15-18.pdf [Accessed June 4, 2016]. 【R3-02986】2016/06/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スイスおよびフランスの森林において土壌に発生した菌を検討し、Peziza simplexとして新種記載した。 本種は子嚢盤が小型であり、子実層面が紫色~褐色で表面が粉状であった。 本種は子嚢基部の隔壁が鉤形構造を欠く単純型であり、この形質は本属菌としては稀であった。 Switzerlland, Fribourg, Montagny, forêt de Berley (新種) Peziza simplex Dougoud & Moyne 語源…単純な(子嚢基部の隔壁の形状より) 【よく似た種との区別】 Peziza recedens 肉眼的形態が類似している 子嚢盤の色が類似している 本種と異なり子嚢盤の縁部が鋸歯状 本種と異なり子嚢盤表面が粉状ではなく鱗屑状 本種と異なり子嚢基部の隔壁が単純型ではなく鉤形構造の名残を有する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より側糸の幅が広い 本種と異なり側糸が僅かに棍棒形なのではなく頂部が膨大する洋梨形 本種と異なり側糸の内容物が紫色 Peziza sepiatra 本種より子嚢盤のサイズが大きい 本種と異なり子実層面が淡褐色~紫褐色ではなく暗褐色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい