2016年8月13日 (仮訳)アガリコスティルバム綱の新種、Cystobasidiopsis nirenbergi Bauer, R. et al., 2009. Cystobasidiopsis nirenbergiae, a new agaricostilbomycete (Pucciniomycotina). Mycological Research. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0953756209000963 [Accessed August 13, 2016]. 【R3-03196】2016/08/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ドイツ、ニーダーザクセン州の土壌から分離された菌を検討し、新属新種Cystobasidiopsis nirenbergiとして記載した。 本種は超微細構造を含む形態学的検討、分子系統解析の結果などから、アガリコスティルバム目のキオノスフェリア科に含まれた。 本種はアガリコスティルバム目の菌としては例外的に酵母の状態をとらないことなどで特徴づけられた。 Ahlum near Braunschweig, Niedersachsen, Germany (新種) Cystobasidiopsis nirenbergiae R. Bauer, B. Metzler, Begerow & Oberw. 語源…(属名)Cystobasidium属類似/(種小名)ドイツの菌学者、Helgard I. Nierenberg氏に献名 【よく似た種との区別】 Sporobolomyces lactophilus ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystobasidium spp. 顕著な前担子器を形成する 後担子器に横隔壁を有する 本種と異なり胞子の放出様式が腹菌型という特徴を欠く 本種と異なり担子胞子が出芽しないという特徴を欠く 本種と異なりシロキクラゲ型の吸器細胞を有する 本種と異なり隔壁孔にシストソームを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricostilbum spp. 本種と異なり担子器果を形成する 本種と異なり顕著な前担子器を欠く 本種と異なり出芽状の発芽を示す ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stilbum spp. 本種と異なり担子器果を形成する 本種と異なり顕著な前担子器を欠く 本種と異なり出芽状の発芽を示す Chionosphaera spp. 本種と異なり担子器果を形成する 本種と異なり担子器が多室でない 本種と異なり顕著な前担子器を欠く 本種と異なり出芽状の発芽を示す ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mycogloea spp. 本種と異なり子嚢菌の胞子果と関係を有する 本種と異なり担子器果を形成する 本種と異なり前担子器と後担子器を連結する柄を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kondoa spp. 本種と異なり前担子器と後担子器を連結する柄を欠く 本種と異なり射出性の担子器を形成する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される