2016年11月8日 (仮訳)ブラジル南部産の新種、Cladonia dunensisおよび海岸砂丘の環境における当該属の記録 Gumboski, EL., Beilke, F. & Eliasaro, S., 2013. Cladonia dunensis sp. nov. from southern Brazil, with notes on the genus in beach dune environments. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000124/00000001/art00035 [Accessed November 7, 2016]. 【R3-03456】2016/11/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル南部の海岸砂丘において酸性土壌に発生した地衣の一種を検討し、Cladonia dunensisとして新種記載した。 本種は子柄表面が小鱗片状で平行直立状に分枝し、子器が帯褐色で、プソロミン酸を含むことなどで特徴づけられた。 また、サンタカタリナ州の海岸砂丘からハナゴケ属地衣7種を初めて報告した。 Brazil, Santa Catarina State, Municipality of Imbituba (新種) Cladonia dunensis Gumboski, Beilke & Eliasaro 語源…砂丘に産する 【よく似た種との区別】 Cladonia celata 子柄の形態が類似している 子柄が初め分枝せずのちに平行直立状に分枝する 子柄が”scyphose”で皮層を有する 本種と異なりブラジルではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり海面付近ではなく450-1100 mの範囲に分布する 本種と異なり子柄表面が小鱗片状でない 本種と異なり子柄にシジディアを欠く 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含まない Cladonia fruticulosa(タイワンレンゲゴケ) 本種と異なり海面付近ではなく440-3800 mの範囲に分布する 本種と異なり基本葉体が消失性ではなく永続性 本種より基本葉体のサイズが大きい 本種と異なり基本葉体が裂片状で分裂するのではなく鋸歯状の切れ込みがあり深く分裂する 本種と異なり子柄が初め分枝せずのちに平行直立状に分枝するのではなく中程度に分枝する 本種と異なり子柄表面が小鱗片状ではなく平滑または粗い皮層状で部分的または全体的に粉芽を生じる Cladonia ochracea 同所的に分布する(ブラジル) 本種より子柄の丈が高い 本種と異なり子柄が”scyphose”~頭状 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia crispatula (Nyl.) Ahti (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia didyma (Fée) Vain. ムニンコアカミゴケ (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia latiloba Ahti & Marcelli (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia merochlorophaea Asahina メロジョウゴゴケ (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia ochracea L. Scriba 【よく似た種との区別】 Cladonia dunensis 同所的に分布する(ブラジル) 本種より子柄の丈が低い 本種と異なり子柄が”scyphose”~頭状でない 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含まない (ブラジル海岸砂丘新産種) Cladonia ramulosa (With.) J.R. Laundon ヒメレンゲゴケ