2017年3月22日 (仮訳)イギリス新産の多孔菌、Perenniporia meridionalisの上に生育する見過ごされてきたChaenothecopsis属菌、Sphinctrina tigillaris Hawksworth, DL. & Aguirre-Hudson, B. & Ainsworth, AM., 2014. Sphinctrina tigillaris, an overlooked species of Chaenothecopsis growing on Perenniporia meridionalis, a polypore new to the UK. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/article_S0024282914000437 [Accessed March 21, 2017]. 【R3-03861】2017/03/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Sphinctrina tigillarisのタイプ標本を再検討し、Chaenothecopsis属に移した。 ノーサンプトンシャーにおいてPerenniporia meridionalisに発生した本種を報告した。 宿主のP. meridionalisをイギリス新産種として報告した。 (新組み合わせ) Chaenothecopsis tigillaris (Berk. & Broome) D. Hawksw. 旧名:Sphinctrina tigillaris Berk. & Broome 【よく似た種との区別】 Chaenothecopsis polyporae 多孔菌に生じる 地衣化していない 子嚢果が単生する 子嚢胞子が楕円形 子嚢胞子に1隔壁を有する 本種と異なりブリテン諸島における分布が知られていない 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い (イギリス新産種) Perenniporia meridionalis Decock & Stalpers 【よく似た種との区別】 Perenniporia medulla-panis(ウスキアナタケ) ヨーロッパに分布する コナラ属植物を宿主とする 形態的に類似している(同種として扱われてきた) 本種よりヨーロッパにおいて北方に分布する 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より生殖菌糸の幅が狭い 本種と生殖菌糸のメルツァー試薬に対する呈色反応が異なる