2017年4月3日 (仮訳)ヨーロッパ産の稀産種Cladosporium epichloës、およびその他の菌寄生性の種について Ruszkiewicz-Michalska, M., 2010. Cladosporium epichloës, a rare European fungus, with notes on other fungicolous species. Polish Botanical Journal. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Malgorzata_Ruszkiewicz-Michalska/publication/243972106_Cladosporium_epichloes_a_rare_European_fungus_with_notes_on_other_fungicolous_species/links/00b7d51d2b4ee53e98000000.pdf [Accessed April 3, 2017]. 【R3-03897】2017/04/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 稀産種のCladosporium epichloësをポーランド新産種として報告した。 Cladosporium uredinicolaおよびPhoma glomerataをポーランドからうどんこ病菌の寄生菌として初めて報告した。 また、ポーランド産のその他の菌寄生菌についても、宿主範囲や特異性などに関する情報を掲載した。 (ポーランド新産種) Cladosporium epichloës Lobik 【よく似た種との区別】 Cladosporium aecidiicola ポーランドに分布する 形態的にほとんど区別できないほど類似している 本種と生態的に異なる 本種と異なりEpichloë typhinaではなくさび菌類を宿主とする Cladosporium herbarum 本種と異なり菌寄生菌ではなく腐生菌である 本種と異なり分生子柄に”unilateral shoulders”ではなく”multilateral nodes”を有する (その他掲載種) Cladosporium aecidiicola Thüm. 【よく似た種との区別】 Cladosporium epichloës ポーランドに分布する 形態的にほとんど区別できないほど類似している 本種と生態的に異なる 本種と異なりさび菌類ではなくEpichloë typhinaを宿主とする Cladosporium herbarum 本種と異なり菌寄生菌ではなく腐生菌である 本種と異なり分生子柄に節間性の特徴的な膨大部を有する 本種と異なり分生子が卵状~楕円形で基部が先細りにならない (その他掲載種) Cladosporium uredinicola Speg. (その他掲載種) Tuberculina persicina (Ditmar) Sacc. (その他掲載種) Ampelomyces quisqualis Ces. 【よく似た種との区別】 Phoma glomerata ポーランドに分布する 菌寄生菌である 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なり分生子殻が主に宿主の菌糸および分生子柄ではなく葉表面から生じる 本種と異なり分生子殻が有柄ではなく無柄 本種と異なり分生子に時に1隔壁を有する 本種と異なり多細胞からなるアルテルナリア型の網状厚壁胞子を培養下で形成する 本種よりPDA培地における生長速度が速い (その他掲載種) Phoma glomerata (Corda) Wollenw. & Hochapfel 【よく似た種との区別】 Ampelomyces quisqualis ポーランドに分布する 菌寄生菌である 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なり分生子殻が葉表面ではなく主に宿主の菌糸および分生子柄から生じる 本種と異なり分生子殻が無柄ではなく有柄 本種と異なり分生子に時に1隔壁を有するという特徴を欠く 本種と異なり多細胞からなるアルテルナリア型の網状厚壁胞子を培養下で形成するという特徴を欠く 本種よりPDA培地における生長速度が遅い (その他掲載種) Sphaerellopsis filum (Biv.) B. Sutton