2017年4月19日 (仮訳)Lecanora chlaroteraを宿主とするPhaeosporobolus属菌の追加 Berger, F. & von Brackel, W., 2011. Eine weitere Art von Phaeosporobolus auf Lecanora chlarotera. Herzogia. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.13158/heia.24.2.2011.351 [Accessed April 19, 2017]. 【R3-03946】2017/04/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Lecanora chlaroteraを宿主とする地衣生菌の一種を検討し、Phaeosporobolus chlaroteraeとして新種記載した。 本種は宿主の地衣体および子器に生じ、子座の細胞が大型薄壁であり、数個の分生子がパケットをなすことなどで特徴づけられた。 本種と同属他種の形質比較表を掲載した。 Österreich, Oberösterreich, Donautal, Engelhartszell, Oberranna (新種) Phaeosporobolus chlaroterae F. Berger & Brackel 語源…Lecanora chlaroteraの 【よく似た種との区別】 Phaeosporobolus alpinus オーストリアに分布する 同じチャシブゴケ属地衣を宿主とする 分生子果が黒色 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が球形 分生子表面が平滑 本種と異なりスイス、フィンランドなどにおける分布が知られている 本種と異なりLecanora chlaroteraおよびL. symmictaではなく主にトリハダゴケ属およびニクイボゴケ属地衣など、およびチャシブゴケ属の別の種を宿主とする 本種より分生子果のサイズが小さい 本種と異なり分生子果がフラスコ形~凸形で基部がいくぶん狭まるのではなくほぼ有柄 本種より分生子パケットのサイズが大きい 本種と異なり分生子パケットが5-7(-9)個ではなく(9-)10-15(-17)個の分生子からなる 本種と異なり分生子が明灰褐色ではなく灰褐色 本種と異なり分生子果の外側の細胞が強く着色するのではなく外側と内側の細胞が区別できない Phaeosporobolus usneae オーストリアに分布する 同じチャシブゴケ属地衣を宿主とする 分生子が球形 本種と異なりイタリアなどにおける分布が知られている 本種と異なりLecanora chlaroteraおよびL. symmictaではなくLetharia vulpina、Pseudevernia furfuraceaなどを宿主とする 本種より分生子果のサイズが小さい 本種と異なり分生子果がフラスコ形~凸形で基部がいくぶん狭まるのではなく不規則形で基部がいくぶん狭まる 本種と異なり分生子果が黒色ではなく暗褐色~黒色 本種より分生子パケットのサイズが大きい 本種と異なり分生子パケットが5-7(-9)個ではなく15-25個の分生子からなる 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が明灰褐色ではなく暗褐色 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく微細な疣状 本種と異なり分生子果の外側の細胞が菌糸状 Phaeosporobolus fellhanerae 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が球形 分生子表面が平滑 本種と異なりオーストリア、ドイツ、ポルトガルではなく北米などに分布する 本種と異なりLecanora chlaroteraおよびL. symmictaではなくFellhanera granulosaなどを宿主とする 本種と異なり分生子果が黒色ではなく暗褐色 本種と異なり分生子果がフラスコ形~凸形で基部がいくぶん狭まるのではなく有柄 本種より分生子パケットの長径が大きい 本種と異なり分生子パケットが5-7(-9)個ではなく約20個の分生子からなる 本種と異なり分生子が明灰褐色ではなく暗褐色 本種と異なり分生子果の外側の細胞が疣状 Phaeosporobolus minutus 分生子果が黒色 分生子パケットのサイズの範囲が重なる 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子表面が平滑 本種と異なりオーストリア、ドイツ、ポルトガルではなくチリなどに分布する 本種と異なりLecanora chlaroteraおよびL. symmictaではなくトリハダゴケ属地衣およびCoccotrema cucurbitulaなどを宿主とする 本種より分生子果のサイズが小さい 本種と異なり分生子果がフラスコ形~凸形で基部がいくぶん狭まるのではなく有柄 本種と異なり分生子パケットが5-7(-9)個ではなく(3-)4-5(-8)個の分生子からなる 本種と異なり分生子がいくぶん球形ではなく不規則形 本種と異なり分生子が明灰褐色ではなく暗褐色 本種と異なり分生子果の外側の細胞がゼラチン化する 本種と異なり分生子果の外側の細胞が疣状