2017年6月6日 (仮訳)トルコ、地中海地域におけるイッポンシメジ中毒 Işiloğlu, M. et al., 2011. Entoloma mushroom poisonings in Mediterranean Turkey. Turkish Journal of Botany. Available at: http://journals.tubitak.gov.tr/botany/abstract.htm?id=11597 [Accessed June 6, 2017]. 【R3-04092】2017/06/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ トルコ、ブルドゥル県からEntoloma clypeatumによる4件の中毒事例を報告した。 嘔吐、悪心、発汗、悪寒、霧視などの症状が発現したが、4例とも症状は1日以内に終息し、5日の追跡期間中に再発を認めなかった。 本種がE. aprileおよびA. vaginataと非常に類似していて混同されうることを指摘し、両種との相違点を記述した。 (その他掲載種) Entoloma clypeatum (L.) P. Kumm. シメジモドキ 【よく似た種との区別】 Entoloma aprile(ハルノトガリイッポンシメジ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が暗色 傘に吸水性を有する 本種と異なりバラ科ではなくニレ属植物の周辺に発生する傾向がある 本種より子実体の形状が細長い 本種より子実体の質が脆い 本種と異なり組織中にクランプが比較的疎ら Amanita vaginata(ツルタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘のサイズが類似している 傘の形状が類似している 傘に中丘を有する 本種と異なり果樹の下や林縁ではなく広葉樹林、稀に針葉樹林に発生する 本種と異なり特定の樹木と関係を持つという特徴を欠く 本種と異なり集まりをなすか群生するのではなく単生~群生する 本種と異なり傘がベージュ褐色~灰褐色ではなく鼠色~鉛灰色 本種と傘表面の性状が異なる 本種と異なり柄の基部が膨大するか先細りになるのではなく僅かに膨大する 本種と異なりつぼを有する