2017年9月24日 (仮訳)ニュージーランド産の新種Echinosphaeria medusaおよび関連種の記録 Bell, A. & Mahoney, D. 2008. Echinosphaeria medusa, a new species from New Zealand, with notes on related species. Australasian Mycologist. Available at: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.664.2128&rep=rep1&type=pdf [Accessed September 24, 2017]. 【R3-04421】2017/09/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドにおいて湿った材に発生した菌を検討し、Echinosphaeria medusaとして新種記載した。 本種は子嚢殻が絡まった毛に覆われ、子嚢胞子が無色~褐色のソーセージ形であることなどで特徴づけられた。 本種はE. canescensと形態的にほぼ識別不能であったが、子嚢殻の毛の形態などが異なっていた。 Woodside Glen, near Outram, Otago, New Zealand (新種) Echinosphaeria medusa A. Bell & D.P. Mahoney 語源…メデューサの(子嚢果が蛇のように絡み合った毛に覆われることから) 【よく似た種との区別】 Echinosphaeria canescens 材生息菌である 形態的に類似している(ほとんど識別不能) 本種と異なりニュージーランドにおける分布が知られていない 本種ほど子嚢殻の個々の毛のサイズの変異が大きくない 本種より子嚢殻の毛のサイズがずっと小さい 本種より子嚢殻の毛が細長い 本種と異なり子嚢殻の毛の先端が尖る 本種より子嚢殻の毛が剛直である 本種と異なり子嚢殻の毛が不規則に絡み合うという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい 本種ほど子嚢胞子の隔壁が顕著でない Lasiosphaeria stuppea 材生息菌である 子嚢胞子に1隔壁を有する 本種と異なりニュージーランドにおける分布が知られていない 本種より子嚢胞子の幅がずっと広い Lasiosphaeria strigosa 材生息菌である 本種と異なりニュージーランドではなくイギリスなどに分布する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Echinosphaeria canescens (Pers.) A.N. Mill. & Huhndorf 【よく似た種との区別】 Echinosphaeria medusa 材生息菌である 形態的に類似している(ほとんど識別不能) 本種と異なりニュージーランドに分布する 本種より子嚢殻の個々の毛のサイズの変異が大きい 本種より子嚢殻の毛のサイズがずっと大きい 本種ほど子嚢殻の毛が細長くない 本種と異なり子嚢殻の毛の先端が尖らない 本種ほど子嚢殻の毛が剛直でない 本種と異なり子嚢殻の毛が不規則に絡み合う 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい 本種より子嚢胞子の隔壁が顕著である