2018年2月17日 (仮訳)中国南部産の縦隔壁のある担子器を有する新種、Aporpium miniporum Wu, F. et al., 2017. Aporpium miniporum, a new polyporoid species with vertically septate basidia from southern China. Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.317.2.6 [Accessed February 17, 2018]. 【R3-04859】2018/2/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省において被子植物の腐朽材に生じた菌を検討し、Aporpium miniporumとして新種記載した。 本種は子実体が背着生、半背着生、傘状で孔口が微小、担子器に縦隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種は近縁種とは子実体の形状、孔口のサイズ、担子胞子の形態などが異なっていた。 中国海南省五指山市五指山熱帯雨林風景区 (新種) Aporpium miniporum F. Wu, Y.C. Dai & L.W. Zhou 語源…微小な孔口の 【よく似た種との区別】 Aporpium dimidiatum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくグアドループなどに分布する 本種と異なり子実体が背着生、半背着生、傘状ではなく傘状 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく楕円形~長楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aporpium efibulatum 中国に分布する 菌糸構成が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が背着生、半背着生、傘状ではなく背着生 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく楕円形 本種と異なり生殖菌糸にクランプを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される