2018年5月2日 (仮訳)中国熱帯域産の新種、Clitopilus amygdaliformis Yang, Z-L. 2007. Clitopilus amygdaliformis, a new species from tropical China. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/268183173_Clitopilus_amygdaliformis_a_new_species_from_tropical_China [Accessed May 2, 2018]. 【R3-05087】2018/5/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省および台湾南投県で採集された菌を検討し、Clitopilus amygdaliformisとして新種記載した。 本種は広葉樹林または針葉樹林の地上に単生あるいは群生していた。 本種は子実体が白色で柄が偏心生、担子胞子がレモン形~広扁桃形、側シスチジアおよび縁シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。 中国雲南省保山市騰衝県八湾 (新種) Clitopilus amygdaliformis Zhu L. Yang 語源…扁桃形の(担子胞子の形状から) 【よく似た種との区別】 Clitopilus prunulus(ヒカゲウラベニタケ) 中国に分布する 形態的に類似している(当初この種と見なされていた) 本種と異なりヨーロッパにおける分布が知られている 本種と異なり熱帯ではなく温帯などに分布する 本種と異なり傘がしばしばいくぶん灰色を帯びる 本種と異なり柄が偏心生ではなく中心生~僅かに偏心生 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり担子胞子がレモン形~広扁桃形ではなく紡錘形 本種と異なり担子胞子の畝の数が5-6(-7)ではなく5-8 Clitopilus griseobrunneus 本種と異なり中国および台湾ではなくコスタリカなどに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく帯灰褐色~褐色 本種と異なり柄が偏心生ではなく通常中心生 本種より担子胞子がずっと長い 本種と異なり傘表皮の菌糸に暗褐色の結晶を伴う 本種と異なり傘表皮の末端細胞が偽頭状 Clitopilus lignyotus(クロウラベニタケ) 本種と異なり中国および台湾ではなく日本などに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく帯灰褐色~帯黒褐色 本種と異なり柄が偏心生ではなく通常中心生 本種より担子胞子の幅がずっと狭い Clitopilus paxilloides 本種と異なり中国および台湾ではなくノルウェーなどに分布する 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり傘が白色ではなく灰褐色 本種と異なり傘表面に灰褐色の斑点を有する 本種と異なり傘の縁部が強く内側に巻く 本種と異なり柄が帯灰色~灰褐色 本種より肉が厚い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり傘表皮に色素結晶を豊富に伴う Clitopilus quisquiliaris 本種と異なり中国および台湾ではなく北欧に分布する 本種と異なり施肥土壌に発生する 本種と異なり傘が白色ではなく帯赤褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい Clitopilus apalus 中国熱帯域に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり東南アジアや南アジアにおける分布が知られている 本種より子実体のサイズが通常小さい 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種より担子胞子の畝の丈が低い 本種と異なり担子胞子の畝の数が5-6(-7)ではなく7-12 Clitopilus crispus 中国熱帯域に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり東南アジアや南アジアにおける分布が知られている 本種と異なり傘表面に放射状の微細な畝を有する 本種と異なり傘縁部が類縁毛状 Clitopilus orientalis 中国熱帯域に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり東南アジアや南アジアにおける分布が知られている 本種と異なり縁シスチジアを有する Clitopilus apalus var. macrosporus 中国熱帯域に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なりウガンダにおける分布が知られている 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種より担子胞子の畝の丈が低い 本種と異なり担子胞子の畝の数が5-6(-7)ではなく7-12 Clitopilus chalybescens 本種と異なり中国および台湾ではなくタイなどに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく帯灰青色 本種と異なり傘が漏斗形 本種と異なり柄が偏心生ではなく成熟すると中心生 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい 本種と異なり担子胞子の畝の数が5-6(-7)ではなく8-10 本種と異なり傘シスチジアが偽頭状