2018年6月11日 (仮訳)ブラジル南部の混生好雨性森林に産した背着生多孔菌類 Westphalen, MC. & Silveira, RMB. 2012. Resupinate polypores from mixed ombrophilous forests in southern Brazil. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000122/00000001/art00012 [Accessed June 11, 2018]. 【R3-05206】2018/6/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、リオグランデ・ド・スル州の森林において多孔菌類の調査を実施し、24種の背着生の種を記録した。 そのうち稀産種のTrechispora mollusca、Antrodia variiformis、Diplomitoporus venezuelicus、およびFlaviporus subundatusを検討した。 また、リオグランデ・ド・スル州新産種としてFomitiporia maxoniiを報告し、検索表および種名目録を掲載した。 (南米、ブラジル新産種) Antrodia variiformis (Peck) Donk 【よく似た種との区別】 Antrodia albida(ヒメシロアミタケ) ブラジルに分布する 褐色腐朽菌である 子実体が一年生 担子胞子が円筒形 担子胞子表面が平滑 担子胞子が非デキストリノイド シスチジアを欠く 生殖菌糸にクランプを有する 生殖菌糸がメルツァー陰性 本種と異なり子実体が新鮮時ベージュ色ではなく白色~クリーム色 本種と異なり孔口面がほとんどの場合ウスバタケ型~ホウロクタケ型なのではなくほとんどの場合円形~角形で時に僅かに裂けて細長くなる 本種より担子胞子が長い (その他掲載種) Diplomitoporus venezuelicus Ryvarden & Iturr. (その他掲載種) Flaviporus subundatus (Murrill) Ginns (リオグランデ・ド・スル州新産種) Fomitiporia maxonii Murrill 【よく似た種との区別】 Fomitiporia punctata 形態的に類似している(誤同定されてきたとみられる) 本種より担子胞子のサイズが大きい (ブラジル新産種) Trechispora mollusca (Pers.) Liberta シロアナコウヤクタケ 【よく似た種との区別】 Trechispora regularis ブラジルに分布する 菌糸構成が1菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 本種と異なりシスチジアを有する ※この他に19種を掲載した。(標本情報のみ)