2018年6月21日 (仮訳)ブラジルの大西洋岸森林から報告された有柄ホコリタケ類の稀産種、Tulostoma reticulatum Lima, AA. & Baseia, IG. 2018. Tulostoma reticulatum (Agaricales, Basidiomycota), a rare stalked puffball reported from the Brazilian Atlantic rainforest. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_3_1_14.pdf [Accessed June 18, 2018]. 【R3-05234】2018/6/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来オーストラリアのみから知られていた稀産種のTulostoma reticulatumを、ブラジルの大西洋岸森林から報告した。 本種は砂質土壌に発生し、オーストラリア産標本とは柄のサイズが小さい以外は非常に類似していた。 本種の記載文、担子胞子のSEM写真などを掲載したほか、同属他種との相違点を挙げた。 (アメリカ大陸、南米、ブラジル新産種) Tulostoma reticulatum G. Cunn. 【よく似た種との区別】 Tulostoma exasperatosporum 管状の口を有する 担子胞子の表面が網目状 本種と異なり外皮が菌糸状ではなく膜質 Tulostoma clathrosporum 管状の口を有する 担子胞子の表面が網目状 本種と異なり外皮が菌糸状ではなく膜質 Tulostoma exasperatum 本種と異なり口が管状ではなく長縁毛状~繊維状 本種と異なり外皮表面が疣状~刺状 Tulostoma opacum 本種と異なり口が管状ではなく繊維状 本種と異なり外皮が菌糸状ではなく膜質 本種と異なり外皮表面が平滑 Tulostoma rickii 本種と異なり口が管状ではなく繊維状 本種と異なり外皮が菌糸状ではなく膜質 本種と異なり外皮表面が平滑 Tulostoma cyclophorum 担子胞子の表面が類網目状 本種と異なり口が管状ではなく繊維状 本種と異なり外皮が内生厚壁シスチジアに覆われる Tulostoma fimbriatum(アラナミケシボウズタケ) 担子胞子の表面が類網目状 本種と異なり口が管状ではなく繊維状 Tulostoma squamosum(ウロコケシボウズタケ) 担子胞子の表面が類網目状 本種と異なり外皮が菌糸状ではなく膜質 本種と異なり外皮表面が時に疣状 Tulostoma amnicola 口が管状 外皮が菌糸状 本種と異なり担子胞子の表面が網目状ではなくSEM下で平滑またはほぼ平滑 Tulostoma brevistipitatum 口が管状 外皮が菌糸状 本種と異なり担子胞子の表面が網目状ではなくSEM下で平滑またはほぼ平滑 Tulostoma nanum 口が管状 外皮が菌糸状 本種と異なり担子胞子の表面が網目状ではなく粗面 Tulostoma innermongolicum 外皮が菌糸状 内皮が膜質 担子胞子の表面が網目状 本種と異なり口が管状ではなく類繊維状