2018年8月21日 (仮訳)中国の熱帯域に産したエンドファイトの新種、Pestalotiopsis hainanensisの分子および形態学的記載 Liu, A-R., Xu, T. & Guo, L-D. 2007. Molecular and morphological description of Pestalotiopsis hainanensis sp. nov., a new endophyte from a tropical region of China. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/24-2.pdf [Accessed August 21, 2018]. 【R3-05417】2018/8/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省においてイヌマキの幹から分離されたエンドファイトを検討し、Pestalotiopsis hainanensisとして新種記載した。 本種は分生子の縦横比が大きく、基部に付属糸を欠くことなどで特徴づけられた。 本種と類似の同属他種との形質比較表を掲載した。 中国海南省東方市新龍鎮 (新種) Pestalotiopsis hainanensis A.R. Liu, T. Xu & L.D. Guo 語源…海南産の 【よく似た種との区別】 Pestalotiopsis karstenii エンドファイトとして分離される 分生子中位の細胞が帯オリーブ色~褐色 分生子頂部の付属糸が1-3本 分生子基部に付属糸を欠く ITSおよびtub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種と異なりヤブツバキやサザンカなどを宿主とする 本種と異なり葉から分離されることがある 本種と異なり病原性が知られている 本種より分生子の最大長が長い 本種より分生子の縦横比が小さい 本種より分生子頂部の付属糸の最大長が長い 本種と異なり分生子頂部の付属糸が分枝する ITSおよびtub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pestalotiopsis heteroconis 同じイヌマキを宿主とする エンドファイトとして分離される 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子中位の細胞が帯オリーブ色~褐色 分生子頂部の付属糸が1-3本 分生子頂部の付属糸が分枝しない ITSおよびtub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子の縦横比が小さい 本種と異なり分生子頂部の付属糸が次端部に位置することもある 本種より分生子頂部の付属糸が長い 本種と異なり分生子基部に付属糸を有する ITSおよびtub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pestalotiopsis westerdijkii エンドファイトとして分離される 分生子頂部の付属糸が1-3本 分生子頂部の付属糸の長さの範囲が重なる 分生子頂部の付属糸が分枝しない 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子中位の細胞が帯オリーブ色~褐色ではなく琥珀色~煤色 本種より分生子の縦横比が小さい 本種と異なり分生子基部に付属糸を有する ITSおよびtub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される