2018年9月18日 (仮訳)ブラジル、パライバ州における腹菌類の知見への追加 Pereira, LT. & Baseia, IG. 2011. Contribution to the knowledge of gasteroid fungi (Agaricomycetes, Basidiomycota) from the state of Paraíba, Brazil. Revista Brasileira de Biociências. Available at: http://www.ufrgs.br/seerbio/ojs/index.php/rbb/article/view/1627 [Accessed September 18, 2018]. 【R3-05502】2018/9/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、パライバ州において腹菌類の調査を実施し、8種を同定した。 そのうちAseröe floriformisなど6種がパライバ州新産種であった。 Cyathus limbatusはパライバ州からの初めて報告されたチャダイゴケ属菌となった。 (パライバ州新産種) Morganella pyriformis (Schaeff.) Kreisel & D. Krüger (パライバ州新産種) Geastrum lageniforme Vittad. トガリフクロツチグリ 【よく似た種との区別】 Geastrum saccatum(フクロツチガキ) ブラジルに分布する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり菌糸体層外層の菌糸が薄壁でない 本種と異なり菌糸体層外層の菌糸にクランプを有するという特徴を欠く (パライバ州新産種) Geastrum saccatum Fr. フクロツチガキ 【よく似た種との区別】 Geastrum lageniforme(トガリフクロツチグリ) ブラジルに分布する 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり菌糸体層外層の菌糸が薄壁 本種と異なり菌糸体層外層の菌糸にクランプを有する Geastrum triplex(エリマキツチグリ) 肉眼的形態が類似している 本種より子実体のサイズが通常大きい 本種と異なり内皮周辺に顕著な偽柔組織からなる襟を有する (その他掲載種) Geastrum setiferum Baseia 【よく似た種との区別】 Geastrum lloydianum 子実体の裂片が成熟時弓状 本種と異なり内皮表面に剛毛を欠く 本種と異なり孔縁盤表面が顕著な深い襞状 (パライバ州新産種) Cyathus limbatus Tul. & C. Tul. 【よく似た種との区別】 Cyathus poeppigii(イリオモテチャダイゴケ) 肉眼的形態が類似している 本種より担子胞子のサイズが大きい (パライバ州新産種) Aseroë floriformis Baseia & Calonge (パライバ州新産種) Phallus indusiatus Vent. キヌガサタケ 【よく似た種との区別】 Phallus duplicatus 肉眼的形態が類似している 本種と異なり菌網が淡い帯黄色ではなく帯桃色 (その他掲載種) Scleroderma nitidum Lloyd 【よく似た種との区別】 Scleroderma verrucosum(ザラツキカタカワタケ) 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なり熱帯ではなく温帯に分布する 本種と異なり外皮表面に類ゼラチン質のパッチを伴う 本種より担子胞子のサイズが大きい