2019年11月22日 (仮訳)アマゾニア西部産のアーバスキュラー菌根菌の新属Microkamienskiaおよび新種Microkamienskia peruviana Corazon-Guivin, MA. et al., 2019. Microkamienskia gen. nov. and Microkamienskia peruviana, a new arbuscular mycorrhizal fungus from Western Amazonia. Nova Hedwigia. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2019/00000109/f0020003/art00006 [Accessed November 22, 2019] 【R3-06793】2019/11/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ペルーにおいてインカナッツの果樹園土壌から分離されたアーバスキュラー菌根菌の一種を検討し、新属新種Microkamienskia peruvianaとして記載した。 本種は胞子が無色で崩れやすい集まりをなし、円筒形または僅かに漏斗状の菌糸から生じ、これまで記載されたアーバスキュラー菌根菌の胞子のうち最小クラスであることなどで特徴づけられた。 Kamienskia属2種に対して新組み合わせM. perpusillaおよびM. divaricataを提唱した。 Palmiche, Lamas, San Martín, Peru (新種) Microkamienskia peruviana Corazon-Guivin, G.A. Silva & Oehl 語源…(属名)小さい+Kamienskia属(胞子のサイズから)/(種小名)ペルーの 【よく似た種との区別】 Microkamienskia perpusilla nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子壁外層が半永存性~早落性でない 本種と異なり胞子のSWL1がPVLG中で膨らむという特徴を欠く nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Microkamienskia divaricata nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子壁外層が半永存性~早落性でない 本種と異なり胞子のSWL1がPVLG中で膨らむという特徴を欠く nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Microkamienskia perpusilla (Błaszk. & Kovács) Corazon-Guivin, G.A. Silva & Oehl 旧名:Kamienskia perpusilla (Błaszk. & Kovács) Błaszk., Chwat & Kovács (基礎異名はGlomus perpusillum Blaszk. & Kovács) 【よく似た種との区別】 Microkamienskia peruviana nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子壁外層が半永存性~早落性 本種と異なり胞子のSWL1がPVLG中で膨らむ nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Microkamienskia divaricata (Błaszk., Chwat & Góralska) Corazon-Guivin, G.A. Silva & Oehl 旧名:Kamienskia divaricata Błaszk., Chwat & Góralska 【よく似た種との区別】 Microkamienskia peruviana nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子壁外層が半永存性~早落性 本種と異なり胞子のSWL1がPVLG中で膨らむ nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される