2020年2月14日 (仮訳)ニュージーランド産のサネゴケ属5新産種 Marshall, AJ. et al., 2020. Five new records of Pyrenula (Pyrenulaceae) for New Zealand. New Zealand Journal of Botany. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/0028825X.2019.1662816 [Accessed February 14, 2020] 【R3-07046】2020/2/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランド、オークランド地方から5種のサネゴケ属地衣をニュージーランド新産種として報告した。 そのうち2種はこれまでオーストラリア固有種と考えられていた。 ニュージーランド産サネゴケ属地衣の検索表を改訂した。 (ニュージーランド新産種) Pyrenula leucostoma Ach. 【よく似た種との区別】 Pyrenula pyrenuloides ニュージーランドに分布する 孔口が主に頂部に位置する 偽盃点を有する 子嚢胞子が石垣状 本種より子嚢胞子の内腔のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の内腔が角形ではなくほとんど円形 本種と異なり子嚢胞子の内腔の数が最大6ではなく6を超える Pyrenula thelomorpha 形態的に類似している(本種の子嚢胞子が小さい場合に混同のおそれがある) ニュージーランドに分布する 孔口が主に頂部に位置する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なり偽盃点を欠く 本種と異なり子嚢胞子の内腔の数が最大6ではなく6を超える (ニュージーランド新産種) Pyrenula microcarpa Müll. Arg. 【よく似た種との区別】 Pyrenula pseudonitidella 形態的に類似している(誤同定されていた可能性がある) Pyrenula nitidula ニュージーランドに分布する 地衣体がUV陰性 子器のサイズの範囲が重なる 偽盃点を欠く 子嚢胞子に横隔壁を有する 子嚢胞子が紡錘形 本種と異なり地衣体が白色ではなくオリーブ緑色~帯褐色 (ニュージーランド新産種) Pyrenula pyrenuloides (Mont.) R.C. Harris 【よく似た種との区別】 Pyrenula leucostoma ニュージーランドに分布する 孔口が主に頂部に位置する 偽盃点を有する 子嚢胞子が石垣状 本種より子嚢胞子の内腔のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の内腔がほとんど円形ではなく角形 本種と異なり子嚢胞子の内腔の数が6を超えるのではなく最大6 Pyrenula ravenelii ニュージーランドに分布する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なり子器が通常2-4つの集まりをなすのではなく単生する 本種と異なり孔口が主に頂部ではなく側面に位置する (ニュージーランド新産種) Pyrenula subumbilicata (C. Knight) Aptroot 【よく似た種との区別】 Pyrenula subvariolosa ニュージーランドに分布する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なり子器がしばしば融合して集まりをなすという特徴を欠く 本種と異なり孔口が主に側面ではなく頂部に位置する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (ニュージーランド新産種) Pyrenula subvariolosa (C. Knight) Aptroot 【よく似た種との区別】 Pyrenula subvariolosa ニュージーランドに分布する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なり子器がしばしば融合して集まりをなす 本種と異なり孔口が主に頂部ではなく側面に位置する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい