2020年5月24日 (仮訳)タイ産の幹生息性ボトリオスフェリア目菌類 Trakunyingcharoen, T. et al., 2015. New record of Caulicolous Botryosphaeriales from Thailand. Persoonia. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4510273/pdf/per-34-087.pdf [Accessed May 24, 2020] 【R3-07347】2020/5/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイのチエンラーイ県およびチエンマイ県において様々な宿主から分離されたボトリオスフェリア目菌類について形態学的検討および分子系統解析を実施した。 分子系統解析の結果、11の良好に支持されたクレードが見出され、2種のタイ新産種が確かめられた。 Diplodia neojuniperiなど4新種を記載し、L. gonubiensisの有性世代を新たに見出した。 Thailand, Chiang Mai province (新種) Aplosporella artocarpi T. Trakunyingcharoen, L. Lombard & Crous 語源…パンノキ属の 【よく似た種との区別】 Aplosporella prunicola 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりパンノキ属ではなくサクラ属植物などを宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aplosporella yalgorensis 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なりパンノキ属ではなくアカシア属植物などを宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aplosporella embeliae 本種より分生子の幅が広い Aplosporella subhyalina 本種より分生子の幅が狭い Aplosporella beaumontiana 本種より分生子が短い Aplosporella clerodendri 本種より分生子が短い Thailand, Chiang Mai province (新種) Diplodia neojuniperi T. Trakunyingcharoen, L. Lombard & Crous 語源…新しいDiplodia juniperi 【よく似た種との区別】 Diplodia africana 本種と異なりタイではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりビャクシン属ではなくサクラ属植物などを宿主とする 本種より分生子のサイズがずっと大きい Diplodia mutila 本種と異なりタイではなくポルトガルなどに分布する 本種と異なりビャクシン属ではなくブドウ属植物などを宿主とする 本種より分生子のサイズがずっと大きい Diplodia juniperi 同じビャクシン属植物を宿主とする 本種と異なりタイではなくヨーロッパなどに分布する 本種より分生子の幅が狭い Thailand, Chiang Mai province (新種) Lasiodiplodia thailandica T. Trakunyingcharoen, L. Lombard & Crous 語源…タイの 【よく似た種との区別】 Lasiodiplodia citricola 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIVに含まれる) 本種と異なりタイではなくイランなどに分布する 本種と異なりビャクシン属ではなくミカン属植物などを宿主とする 本種より側糸のサイズがずっと大きい 本種と異なり側糸の隔壁数が1-3ではなく1-5 ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia egyptiacae 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIVに含まれる) 本種と異なりタイではなくエジプトなどに分布する 本種と異なりビャクシン属ではなくマンゴー属植物などを宿主とする 本種より側糸のサイズがずっと大きい 本種と異なり側糸の隔壁数が1-3ではなく0 ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia jatrophicola 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIVに含まれる) 本種と異なりタイではなくブラジルなどに分布する 本種と異なりビャクシン属ではなくナンヨウアブラギリ属植物などを宿主とする 本種より側糸のサイズがずっと大きい 本種と異なり側糸の隔壁数が1-3ではなく(0-)1 ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia iraniensis ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIVに含まれる) 本種と異なりビャクシン属ではなくSalvadora属植物などを宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい 本種より側糸のサイズが大きい 本種と異なり側糸の隔壁数が1-3ではなく1-6 ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Thailand, Chiang Mai province (新種) Pseudofusicoccum artocarpi T. Trakunyingcharoen, L. Lombard & Crous 語源…パンノキ属の (その他掲載種) Lasiodiplodia gonubiensis Pavlic, Slippers & M.J. Wingf. (タイ新産種) Pseudofusicoccum adansoniae Pavlic, T.I. Burgess & M.J. Wingf. (タイ新産種) Pseudofusicoccum ardesiacum Pavlic, T.I. Burgess & M.J. Wingf.