2013年12月14日 (仮訳)プレクトスフェレラ科に含まれる好アルカリ性のホロモルフの子嚢菌類、Sodiomyces alkalinus Grum-Grzhimaylo, A., 2013. Sodiomyces alkalinus, a new holomorphic alkaliphilic ascomycete within the Plectosphaerellaceae. Persoonia. Available at: http://www.persoonia.org/Issue/31/08.pdf [Accessed December 14, 2013]. 【R3-00134】2013/12/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア・モンゴル・タンザニアのソーダ質土壌から分離されたHeleococcum alkalinumに対して、分子系統解析の結果などから新属Sodiomycesを提唱した。 本種は数千キロ離れた場所で分離された菌株も遺伝的に顕著に類似しており、厳しいアルカリ性の環境が進化の上で強い制約になってきたことが窺えた。 本種の最適生長pHは8.7から10.5であり、好アルカリ性菌類の定義に合致したほか、pH7で起こらなかったリグニンおよびサトウキビパルプを基質とした生長がpH10で良好だった。 (新組み合わせ) Sodiomyces alkalinus (Bilanenko & M. Ivanova) A.A. Grum-Grzhim., A.J.M. Debets & Bilanenko 旧名: Heleococcum alkalinum Bilanenko & M. Ivanova 【よく似た種との区別】 Acremonium alcalophilum 形態的に顕著に異なる 本種と異なりフィアロ型のほかシンポジオ型、分節型、出芽型、退行型の分生子形成様式が見られる 本種よりもフィアライドのサイズや形状の変異が大きい 本種よりも分生子のサイズや形状の変異が大きい 本種と異なりテレオモルフが知られていない 本種よりも最適生長pHが低い(9.0-9.2)