2014年3月13日 (仮訳)中国の砂漠土壌から分離されたFumigati節のテレオモルフの新種Aspergillus huiyaniae Matsuzawa, T. et al., 2013. Aspergillus huiyaniae sp. nov., a teleomorphic species in sect. Fumigati isolated from desert soil in China. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354013001642 [Accessed March 13, 2014]. 【R3-00498】2014/03/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではあ りません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国・新疆ウイグル自治区の砂漠の土壌から分離された菌のうち、未記載種をAspergillus huiyaniaeとして新種記載した。 本種は帯黄白色~淡黄色の閉子嚢殻、赤道面に2つのとさか状装飾を持つ広レンズ形の子嚢胞子、類球形・卵形・広楕円形の分生子を形成した。 β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析ではいずれも、本種は近縁種と明瞭に区別された。 中国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州ブグル県輪南鎮 (新種) Aspergillus huiyaniae Y. Horie, Matsuzawa, Abliz & Yaguchi 語源…新疆医科大学の皮膚科医、恵艶 (Yan Hui) 教授に献名 【よく似た種との区別】 Neosartorya fennelliae 子嚢胞子の形態が類似している β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン 遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも近縁 本種と異なり子嚢胞子の凸面が平滑または微細な粗面ではなく瘤状または裂けた網目状 本種と異なり分生子が平滑ではなく平滑または微細な粗面 本種と異なりホモタリックではなくヘテロタリックである β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも明瞭に区別される(β-チューブリンの類似度97.4%、カルモジュリンの類似度97.8%、アクチンの類似度94.9%) Neosartorya sublevispora β-チューブリン、カルモジュリ ン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも近縁 β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも明瞭に区別される Neosartorya denticulata β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも近縁 β-チューブリン、カルモジュリン、アクチン遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも明瞭に区別される