2020年11月18日 (仮訳)アフリカ産のAmanita属Phalloideae節の2新種、そのうち1種はアマトキシン類およびファロトキシン類を欠いていた Fraiture, A. et al., 2019. Two new species of Amanita sect. Phalloideae from Africa, one of which is devoid of amatoxins and phallotoxins. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/34560/ [Accessed November 18, 2020] 【R3-07879】2020/11/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ルワンダ、ブルンジ、タンザニアにおいてユーカリ属樹木と関係を持つ菌として採集された菌を検討し、Amanita bweyeyensisとして新種記載した。 本種はPHA遺伝子を有するにもかかわらずアマトキシン類とファロトキシン類を含まず、現地では食用にされていた。 また、タンザニアおよびマダガスカルからA. harkonenianaを新種記載し、本種は猛毒きのこと考えられた。 Rwanda, Western Prov., buffer zone Nyungwe forest, Bweyeye (新種) Amanita bweyeyensis Fraiture, Raspé & Degreef 語源…ブウェイアイ産の 【よく似た種との区別】 Amanita marmorata 同所的に分布する(アフリカ) ユーカリ属植物と関係を持つ ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られている 本種と異なりユーカリ属ではなくモクマオウ属植物などの樹下に生じる 本種と異なり傘が初め白色でのちに淡い帯褐色または帯灰色 本種と異なり傘に大理石模様がある 本種と異なりファロイジンおよびファラシジンを含むことが知られている 本種と異なり毒きのことされている ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita harkoneniana タンザニアに分布する 傘表面にしばしばいくぶん粘性を有する ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマダガスカルにおける分布が知られている 本種と異なりルワンダ、ブルンジにおける分布が知られていない 本種と異なりユーカリ属植物の樹下に生じるという特徴を欠く 本種と異なり柄基部がいくぶん球形なのではなく蕪形~根状 本種と異なりつば表面に条線を有するのではなく平滑またはぼんやりとした扇畳状 本種と異なり子実体の臭いが甘く明瞭なのではなく、弱い生のジャガイモ臭 ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita djarilmari ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりルワンダ、ブルンジ、タンザニアではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり担子胞子の形状が細長い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なりファロイジンおよびファラシジンを含むことが知られている ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita gardneri ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりルワンダ、ブルンジ、タンザニアではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり柄基部がいくぶん球形なのではなく紡錘形 本種と異なり担子胞子の形状が非常に細長い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なりファロイジンAおよびファラシジンを含むことが知られている ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita millsii ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりルワンダ、ブルンジ、タンザニアではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なりユーカリ属植物と関係を持つという特徴を欠く 本種と異なりファロイジンおよびファラシジンを含むことが知られている ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita alliiodora アフリカに分布する 本種と異なりマダガスカルにおける分布が知られている 本種と異なりユーカリ属植物と関係を持つという特徴を欠く 本種と異なり傘が灰色 本種と異なり子実体の臭いが甘く明瞭なのではなくニンニク臭 本種と異なり担子胞子が類球形 本種と異なり毒きのことされている Tanzania, Tabora District, ca. 10 km S of Tabora, Kipalapala (新種) Amanita harkoneniana Fraiture & Saarimäki 語源…Marja Härkönen教授に献名 【よく似た種との区別】 Amanita bweyeyensis タンザニアに分布する 傘表面にしばしばいくぶん粘性を有する ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりルワンダ、ブルンジにおける分布が知られている 本種と異なりマダガスカルにおける分布が知られていない 本種と異なりユーカリ属植物の樹下に生じる 本種と異なり柄基部が蕪形~根状なのではなくいくぶん球形 本種と異なりつば表面が平滑またはぼんやりとした扇畳状ではなく条線を有する 本種と異なり子実体の臭いが弱い生のジャガイモ臭ではなく甘く明瞭 ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita marmorata アフリカに分布する ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりユーカリ属植物と関係を持つ 本種と異なり傘に大理石模様がある 本種と異なり柄基部が蕪形~根状ではなく球形 ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita djarilmari ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタンザニアおよびブルンジではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり柄基部が蕪形~根状ではなく球形 本種と異なり担子胞子の形状が細長い 本種より担子胞子のQ値が大きい ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita gardneri ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタンザニアおよびブルンジではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり担子胞子の形状が細長い 本種より担子胞子のQ値が大きい ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita millsii ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタンザニアおよびブルンジではなくオーストラリアなどに分布する 本種より子実体の形状がずんぐりとしている 本種と異なり傘表面に外被膜の永存性のパッチを有する 本種より担子器が長い ITS+nrLSU+tef1-α+rpb2+β-チューブリンおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amanita alliiodora マダガスカルに分布する 本種と異なり傘が灰色 本種と異なりつば表面に条線を有する 本種と異なり子実体の臭いが弱い生のジャガイモ臭ではなくニンニク臭