2021年8月15日 (仮訳)インド亜大陸産の新変種Xerula radicata var. setosaおよびハラタケ目タマバリタケ科3新産種 Wani, NA., Saini, MK. & Malik, NA. 2021. Xerula radicata var. setosa var. nov. and three new records of the family Physalacriaceae, Agaricales from the Indian subcontinent. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: https://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_11_1_18.pdf [Accessed August 15, 2021] 【R3-08691】2021/8/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ジャンムー・カシミール州で採集された菌を検討し、新変種Xerula radicata var. setosaとして記載した。 また、X. furfuracea、X. kenyae、およびStrobilurus tenacellusをインド新産種として報告した。 検討した分類群の検索表を作成した。 Jammu and Kashmir, Verinag (新変種) Xerula radicata var. setosa Malik N.A & Saini, M. K. 語源…剛毛の(傘表皮の剛毛から) 【よく似た種との区別】 Xerula radicata インドに分布する 本変種より担子胞子がずっと長い 本変種と異なり傘表皮に毛を有するのではなく欠く Xerula furfuracea インドに分布する 子実体が大型 襞縁部が平滑~鋸歯状 柄が中心生 担子胞子に油滴を含まない 柄シスチジアが棍棒形 本変種と異なり北米東部における分布が知られている 本変種と異なりリターではなく腐植土に生じる 本変種と異なり傘の表皮が完全ではなく半分剥ける 本変種と異なり担子器基部にクランプを有するのではなく欠く 本変種と異なり担子胞子が球形~楕円形ではなく球形~類球形 本変種と異なり襞縁部が不稔ではなく”heteromorphous”である 本変種と異なり柄表皮にクランプを有するのではなく欠く Xerula kenyae インドに分布する 針葉樹林に生息する 針葉のリターに生じる 子実体が大型 担子胞子が球形~楕円形 担子胞子に油滴を含まない 柄シスチジアが棍棒形 本変種と異なりケニアにおける分布が知られている 本変種と異なり襞縁部が平滑~鋸歯状ではなく平滑 本変種と異なり担子器が2-4胞子性ではなく4胞子性 本変種と異なり担子胞子表面に隆起を欠く (インド新産種) Strobilurus tenacellus (Persoon) Singer マツカサシメジ (インド新産種) Xerula kenyae R.H. Petersen 【よく似た種との区別】 Xerula africana 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種と異なり担子胞子が球形~楕円形ではなく類レモン形 Xerula radicata var. setosa インドに分布する 針葉樹林に生息する 針葉のリターに生じる 子実体が大型 担子胞子が球形~楕円形 担子胞子に油滴を含まない 柄シスチジアが棍棒形 本種と異なりケニアにおける分布が知られていない 本種と異なり襞縁部が平滑ではなく平滑~鋸歯状 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2-4胞子性 本種と異なり担子胞子表面に隆起を有する (インド新産種) Xerula furfuracea (Peck) Redhead, Ginns & Shoemaker 【よく似た種との区別】 Xerula radicata var. setosa インドに分布する 子実体が大型 襞縁部が平滑~鋸歯状 柄が中心生 担子胞子に油滴を含まない 柄シスチジアが棍棒形 本種と異なり北米東部における分布が知られていない 本種と異なり腐植土ではなくリターに生じる 本種と異なり傘の表皮が半分ではなく完全に剥ける 本種と異なり担子器基部にクランプを欠くのではなく有する 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく球形~楕円形 本種と異なり襞縁部が”heteromorphous”ではなく不稔である 本種と異なり柄表皮にクランプを欠くのではなく有する