2022年1月14日 (仮訳)Laburnicola属の分子系統および多様性:ウズベキスタン産の1新種 Htet, ZH. et al., 2021. Molecular phylogeny and diversity of Laburnicola (Didymosphaeriaceae): a new species from Uzbekistan. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.527.3.2 [Accessed January 14, 2022] 【R3-09147】2022/1/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウズベキスタンの亜高山帯においてバラ属の枯茎に発生した菌を検討し、Laburnicola zaaminensisとして新種記載した。 本種は中央アジア初の本属菌であり、本属初の分生子果不完全菌であった。 本属菌の注釈付き種一覧、分布図、検索表などを掲載した。 Uzbekistan, Jizzakh Province, Zaamin District, Turkestan range of Pamir – Alay Mountains, Zaamin National Park, Ettisuv River (新種) Laburnicola zaaminensis Htet, Gafforov, Mapook & K.D. Hyde 語源…ザーミン産の 【よく似た種との区別】 Laburnicola dactylidis nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-ɑに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりウズベキスタンではなくイタリアなどに分布する 本種と異なりバラ属ではなくカモガヤ属植物などに生じる 本種と異なり有性世代が知られている 本種と異なり無性世代が知られていない nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-ɑに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laburnicola rhizohalophila アジアに分布する nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-ɑに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりウズベキスタンではなく中国などに分布する 本種と異なりバラ属ではなくマツナ属植物などに生じる 本種と異なり枯茎ではなく根などに生じる 本種と異なり分生子果を形成しない 本種と異なり分生子形成細胞が退化的ではなくそれを欠く 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が無色~暗色ではなく無色 本種と異なり分生子がピーナッツ状ではなく長楕円形~円筒形 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1ではなく0 nrLSU+nrSSU+ITS+TEF1-ɑに基づく分子系統解析で明瞭に区別される