2022年2月23日 (仮訳)ポルトガル産の材上生の新種、Buellia carballaliana Paz-Bermúdez, G., Giralt, M. & Elix, JA. 2009. Buellia carballaliana (Physciaceae), a new lignicolous species from Portugal. The Bryologist. Available at: https://bioone.org/journals/the-bryologist/volume-112/issue-4/0007-2745-112.4.845/Buellia-carballaliana-Physciaceae-a-new-lignicolous-species-from-Portugal/10.1639/0007-2745-112.4.845.short [Accessed February 22, 2022] 【R3-09265】2022/2/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポルトガルで採集された材上生地衣の一種を検討し、Buellia carballalianaとして新種記載した。 本種は地衣体が厚いカフェオレ色の痂状~類鱗片状で、子嚢胞子に装飾を欠き、5-O-メチルヒアス酸を含むことなどで特徴づけられた。 本種はAmandinea crassiusculaに非常に類似していたが、粉子が観察されなかったためAmandinea属ではなくBuellia属とされた。 Portugal, Minho, Póvoa de Lanhoso, Igreja Nova (新種) Buellia carballaliana Paz-Bermúdez & Giralt 語源…Regina Carballal博士に献名 【よく似た種との区別】 Buellia eganii 地衣成分として5-O-メチルヒアス酸を含む 本種と異なりポルトガルではなく米国などに分布する 本種と異なり亜高山帯および高山帯などに分布する 本種と異なり材上生ではなく岩上生地衣である 本種と異なり地衣体が小区画状 本種と異なり子器が埋生する 本種と異なり子嚢胞子が初めPhysconia型、成熟時Buellia型なのではなくBuellia型 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子表面が平滑で時に過熟胞子に小皺を有するのではなく小皺を有する 本種と異なり果殻がaethalea型 Amandinea crassiuscula 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり子嚢胞子表面が平滑で時に過熟胞子に小皺を有するのではなく強く皺が生じる 本種と異なり粉子器が知られている 本種と異なり地衣成分を欠く Buellia schaereri 樹上生地衣である 子嚢胞子が小型 本種と異なり地衣体がいくぶん不明瞭である 本種より地衣体がずっと薄い 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分を欠く