2022年4月17日 (仮訳)形態形質および系統解析により証拠づけられた新種、Luteoporia citriniporia Liu, Z-B. & Yuan, Y. 2020. Luteoporia citriniporia sp. nov. (Polyporales, Basidiomycota), evidenced by morphological characters and phylogenetic analysis. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.461.1.4 [Accessed April 17, 2022] 【R3-09425】2022/4/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スリランカにおいて腐朽材に生じた菌を検討し、Luteoporia citriniporiaとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で孔口が新鮮時レモン色、不稔縁部が白色長縁毛状、組織がKOHで桃色を呈し、担子胞子が長楕円形~類円筒形、1菌糸型で微細な黄色結晶を含むことなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析ではCrustodontia chrysocreasなどを含むクレードに位置付けられた。 Sri Lanka, Colombo, Dombagaskanola Forest Reserve (新種) Luteoporia citriniporia Z.B. Liu & Yuan Yuan 語源…レモン色の孔口の 【よく似た種との区別】 Luteoporia albomarginata ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり組織がKOHで顕著な桃色ではなく紫色を呈する 本種より担子胞子が長い 本種と異なり生殖菌糸が子実層から突出しないのではなく通常子実層から突出する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Crustodontia chrysocreas ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が管孔状ではなく平滑~瘤状または顕著な歯牙状 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phlebiporia bubalina ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり樹枝状糸状体を有する 本種と異なり生殖菌糸に単純隔壁を有する 本種と異なり生殖菌糸がデキストリノイドである ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mycoacia uda ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が管孔状ではなく歯牙状 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceriporiopsis fimbriata 子実体の不稔縁部が長縁毛状 孔口のサイズが類似している 担子胞子のサイズが類似している 生殖菌糸に微細な黄色結晶を伴う 本種と異なり孔口が新鮮時レモン色ではなくクリーム色~クレイピンク 本種と異なり組織がKOHで顕著な桃色を呈するのではなく呈色しない