2022年6月22日 (仮訳)形態形質および系統解析により根拠づけられた新種Phlebia ailaoshanensis Shen, S. et al., 2018. Phlebia ailaoshanensis sp. nov. (Polyporales, Basidiomycota) evidenced by morphological characters and phylogenetic analyses. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.373.3.2 [Accessed June 22, 2022] 【R3-09622】2022/6/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省の亜熱帯域で採集された材生息菌の一種を検討し、Phlebia ailaoshanensisとして新種記載した。 本種は子実体が一年生で背着生、子実層面が瘤状~フレビオイド、担子胞子が無色楕円形平滑薄壁、1菌糸型で単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種はITS+nrLSUに基づく分子系統解析ではフレビオイド・クレードにおいて単系統群を形成した。 中国雲南省普洱市景東イ族自治区哀牢山国家級自然保護区 (新種) Phlebia ailaoshanensis C.L. Zhao 語源…哀牢山産の 【よく似た種との区別】 Phlebia acanthocystis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりレプトシスチジアを有する 本種と異なり菌糸にクランプを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phlebia chrysocreas(コガネネバリコウヤクタケ) ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面が黄褐色 本種と異なり子実層面が瘤状~フレビオイドではなく平滑~僅かに疣状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が狭卵状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phlebia ludoviciana(コガネカワタケ) ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が肉桂黄褐色またはイサベラ色 本種と異なり子実体が広く平らに広がる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なりシスチジアに結晶を伴う ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phlebia subcretacea 本種と異なり子実層托が白色 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなくソーセージ形 Phlebia uda ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が瘤状~フレビオイドではなく歯牙状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり生殖菌糸にクランプを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phlebia badia 生殖菌糸にクランプを欠く 本種と異なり子実体が背着生ではなく平らに広がるか半背着生 本種と異なり子実層托が瘤状~フレビオイドではなく針状 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 Phlebia deflectens 生殖菌糸にクランプを欠く 本種と異なり子実層托が黄褐色~淡褐色 本種と異なり子実層托が瘤状~フレビオイドではなく平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい Phlebia griseolivens 生殖菌糸にクランプを欠く 本種と異なり子実層托が瘤状~フレビオイドではなく平滑~粉状 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく卵状~長楕円形 本種と異なり生殖菌糸が薄壁 Phlebia viridesalebrosa 生殖菌糸にクランプを欠く 本種と異なり子実層面が帯黄色~黄褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく狭楕円形