2022年7月19日 (仮訳)フンタマカビ綱の稀産種、Synaptospora setosa Declercq, B. 2011. Synaptospora setosa Huhndorf, F.A. Fern. & Cand., a rare Sordariomycete. Ascomycete.org. Available at: https://ascomycete.org/Portals/0/Archives/AscomyceteOrg%2003-02%2040-42.pdf [Accessed July 19, 2022] 【R3-09704】2022/7/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベルギーにおいてQuercus roburの腐朽材に見出された菌を検討し、稀産種のSynaptospora setosaと同定した。 本種は当初S. petrakiiとも思われたが、両種が本当に別種なのかについては疑いもあった。 Synaptospora属菌の検索表を掲載した。 (その他掲載種) Synaptospora setosa Huhndorf, F.A. Fernández & Candoussau 【よく似た種との区別】 Synaptospora petrakii 腐生菌である 腐朽材に生じる 形態的に類似している(同種との疑いもある) 子嚢果が球形で非乳頭状 “basal stroma”をおそらく有する 子嚢胞子が複数融合して集まりをなす 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子が単細胞 本種と異なりコナラ属ではなくカバノキ属樹木などに生じる 本種と異なりフランス、ベルギー、米国ではなくカナダにのみ分布する 本種より子嚢果の直径が小さい 本種と異なり子嚢果表面が粗面で剛毛状なのではなく粗面で隆起した領域を有する 本種より子嚢のサイズが大きい