(仮訳)インド産のリケキサントンおよびアントラキノンを含む新種、Pyrenula awasthii
Mishra, GK. et al., 2022. Pyrenula awasthii sp. nov., containing Lichexanthone and Anthraquinone from India. Cryptogam Biodiversity and Assessment. Available at: https://cbaj.in/index.php/journal/article/download/236/79 [Accessed November 3, 2022] 【R3-10026】2022/11/3投稿

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3行まとめ

インド、アルナーチャル・プラデーシュ州およびマニプル州で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Pyrenula awasthiiとして新種記載した。
本種は被子器が埋生し、地衣体がUV+黄色、髄層が黄色~橙色でK+赤色、子嚢胞子が石垣状であり、リケキサントンおよび未知のアントラキノンを含むことなどで特徴づけられた。
P. endocroceaは本種とともにPyrenula属で唯一髄層にアントラキノン色素を含む種であったが、形態的に異なり、リケキサントンを欠くことなどで区別された。
India, Arunachal Pradesh, Lower Subansiri district, Ziro valley, Manipoliang

(新種)

Pyrenula awasthii G.K. Mishra, S. Nayaka & Upreti
語源…インドの地衣学者、Dharani Dhar Awasthi博士に献名
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【よく似た種との区別】
Pyrenula endocrocea
地衣成分としてアントラキノン色素を髄層に含む
本種と異なり被子器が埋生せず表面に現れる
本種と異なり被子器が円錐形
本種と異なり地衣体表面が平滑
本種と異なり偽盃点を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり子嚢果内菌糸系に油滴を含む
本種と異なり地衣成分としてリケキサントンを欠く