2023年3月22日 (仮訳)中国雲南省産の新種Rostriconidium cangshanenseおよび新産種R. pandanicola Shen, H-W. et al., 2021. Rostriconidium cangshanense sp. nov. and a new record R. pandanicola (Torulaceae) in Yunnan Province, China. Mycosystema. Available at: https://manu40.magtech.com.cn/Jwxb/EN/10.13346/j.mycosystema.200306 [Accessed March 22, 2023] 【R3-10442】2023/3/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において河川に沈んだ材に見出された菌を検討し、Rostriconidium cangshanenseとして新種記載した。 本種は分生子柄が長く、分生子形成細胞が暗褐色で多出芽型、分生子が紡錘形~倒棍棒形、嘴状で6-8隔壁を有し、時に頂部が粘液質の鞘に覆われることなどで特徴づけられた。 また、R. pandanicolaを全世界で初めて淡水域から記録した。 中国雲南省怒江 (新種) Rostriconidium cangshanense H.W. Shen, Z.L. Luo & H.Y. Su 語源…蒼山産の 【よく似た種との区別】 Rostriconidium aquaticum 淡水域に生息する 分生子柄が長い 分生子形成細胞が末端生 分生子が洋梨形、倒棍棒形、嘴状 分生子に油滴を含む ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄表面が平滑または粗面ではなく平滑 本種と異なり分生子形成細胞が多出芽型ではなくモノトレト型またはポリトレト型 本種と異なり分生子形成細胞に黒色円形の脱離痕を有するという特徴を欠く 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が紡錘形~倒棍棒形嘴状ではなく紡錘形~洋梨形で成熟時嘴状で隔壁の一部が僅かに狭窄する 本種と異なり分生子の隔壁数が6-8ではなく8-9 本種と異なり分生子頂部に鞘を伴うという特徴を欠く ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rostriconidium pandanicola 中国に分布する 淡水域に生息する 分生子柄表面が平滑または粗面 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が倒棍棒形嘴状 分生子頂部に鞘を伴う 分生子に油滴を含む ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり陸域からも知られている 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子形成細胞が末端生ではなく末端生でのちに節間生になる 本種と異なり分生子形成細胞が多出芽型ではなくモノトレト型またはポリトレト型 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が紡錘形~倒棍棒形嘴状ではなく倒棍棒形で長い嘴状 本種と異なり分生子の隔壁数が6-8ではなく4-8 ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Rostriconidium pandanicola Tibpromma & K.D. Hyde 【よく似た種との区別】 Rostriconidium cangshanense 中国に分布する 淡水域に生息する 分生子柄表面が平滑または粗面 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が倒棍棒形嘴状 分生子頂部に鞘を伴う 分生子に油滴を含む ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり陸域から知られていない 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子形成細胞が末端生でのちに節間生になるのではなく末端生 本種と異なり分生子形成細胞がモノトレト型またはポリトレト型ではなく多出芽型 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が倒棍棒形で長い嘴状ではなく紡錘形~倒棍棒形嘴状 本種と異なり分生子の隔壁数が4-8ではなく6-8 ITS+nrLSU+RPB2+nrSSU+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される