2023年6月23日 (仮訳)スペイン産の新種、Cortinarius erythrofuscus Mahiques, R. & Ortega, A. 2002. Cortinarius erythrofuscus (subgenus Telamonia, section Firmiores), a new species from Spain. Persoonia. Available at: https://repository.naturalis.nl/pub/532237/PERS2002017004012.pdf [Accessed June 23, 2023] 【R3-10720】2023/6/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインで採集された菌を検討し、Cortinarius erythrofuscusとして新種記載した。 本種はTelamonia亜属Firmiores節の特徴を有していた。 本種について担子胞子のSEM観察を含む形態学的検討を行い、類似種との相違点などを記述した。 Ciruelos del Pinar, Guadalajara, Spain (新種) Cortinarius erythrofuscus Mahiques & A. Ortega 語源…赤暗褐色の 【よく似た種との区別】 Cortinarius biformis 同じFirmiores節に含まれる スペインに分布する 本種と異なり子実体が帯赤暗褐色でない 本種と異なり子実体にパセリ臭を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius illuminus 同じFirmiores節に含まれる 本種と異なり子実体が帯赤暗褐色でない 本種と異なり子実体にパセリ臭を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius rheubarbarinus 子実体にパセリ臭がある 本種と子実体の色が異なる 本種と異なり傘がほとんど吸水性でない 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius petroselinus 地中海地域に分布する 子実体が秋に発生する 子実体にパセリ臭がある 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄のサイズが小さい 本種と担子胞子の形態がかなり異なる Cortinarius casimiri スペインに分布する 担子胞子の形態が類似している 本種と異なりフランスなどに分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄のサイズが小さい 本種より肉が淡色 本種と異なり子実体にパセリ臭を欠く Cortinarius uraceus 本種と異なりFirmiores節ではなくUracei節に含まれる 本種より子実体が暗色 本種と異なり子実体が乾燥すると黒色になる 本種と異なり被膜が帯黄色~帯緑色 本種と異なり担子胞子に非常に顕著な装飾を有する Cortinarius crassifolius 本種と異なりFirmiores節ではなくUracei節に含まれる 本種より子実体が暗色 本種と異なり子実体が乾燥すると黒色になる 本種と異なり被膜が帯黄色~帯緑色 本種と異なり担子胞子に非常に顕著な装飾を有する