2023年10月17日 (仮訳)広義Perenniporia属菌の研究:アフリカ産分類群 (7) サントメの高標高雲霧林に産した新種Truncospora oboensis Decock, C. 2011. Studies in Perenniporia s.l. (Polyporaceae): African taxa VII. Truncospora oboensis sp. nov., an undescribed species from high elevation cloud forest of Sao Tome. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://bioone.org/journals/cryptogamie-mycologie/volume-32/issue-4/crym.v32.iss4.2011.383/Studies-in-Perenniporia-s-l-Polyporaceae–African-Taxa-VII/10.7872/crym.v32.iss4.2011.383.short [Accessed October 16, 2023] 【R3-11068】2023/10/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ サントメの雲霧林で採集された白色腐朽菌の一種を検討し、Truncospora oboensisとして新種記載した。 本種は子実体が新鮮時柔らかい海綿状で純白色であり、同属他種とはその色や質感、担子胞子のサイズなどで区別された。 また、Perenniporia detritaをTruncospora属に移した。 Sao Tome, Obo National Park, on the way from Base camp down to Mesa camp (新種) Truncospora oboensis Decock 語源…オボ産の 【よく似た種との区別】 Truncospora ochroleuca 熱帯アフリカに分布する 森林に生息する 本種と異なり子実体が純白色ではなくクリーム色から一般には黄褐色~帯赤褐色 本種と異なり子実体が新鮮時柔らかいスポンジ状という特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい Truncospora ohiensis 担子胞子のサイズの範囲が同一である 本種と異なりサントメ・プリンシペではなく米国、カナダに分布し、東アジアにも分布する可能性がある 本種より子実体が硬いコルク質である 本種と異なり傘が純白色ではなく白色~灰色で基部から黒変する Truncospora detrita 担子胞子のサイズの範囲が同一である 本種と異なりサントメ・プリンシペではなく仏領ギアナなどに分布する 本種より子実体が硬いコルク質である 本種と異なり傘が純白色ではなく基部から褐変する (新組み合わせ) Truncospora detrita (Berkeley) Decock 旧名:Perenniporia detrita (Berk.) Ryvarden (基礎異名はPolyporus detritus Berk.) 【よく似た種との区別】 Truncospora oboensis 担子胞子のサイズの範囲が同一である 本種と異なり仏領ギアナなどではなくサントメ・プリンシペに分布する 本種より子実体が硬いコルク質でない 本種と異なり傘が基部から褐変するのではなく純白色である