2024年5月17日 （仮訳）パキスタン産イグチ目菌類の多様性：Suillus brevipesとSuillus sibiricusを中心に Sarwar, S. et al. 2011. Diversity of Boletes in Pakistan – focus on Suillus brevipes and Suillus sibiricus. Proceedings of the 7th International Conference on Mushroom Biology and Mushroom Products. Available at: https://hal.inrae.fr/hal-02745612/document [Accessed May 17, 2024] 【R3-11708】2024/5/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ Suillus brevipesおよびS. sibiricusの新規形態型をパキスタンから新たに報告し、子実体と菌根の形態学的検討の結果を掲載した。 前者はQuercus incana、後者はPinus wallichianaとSalix albaの共生菌であった。 ヤナギ属樹木のS. sibiricusの宿主としての報告は初となった。 （パキスタン新産種） Suillus brevipes (Peck) Kuntze 【よく似た種との区別】 Suillus granulatus（チチアワタケ） ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より柄が短い 本種と異なり柄表面が平滑ではなく顕著な隆起した小粒を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Suillus albidipes 本種と異なり傘縁部に幼時綿毛状の被膜組織を伴う Suillus pallidiceps 本種と異なり傘がチョコレート褐色ではなく淡黄色 （その他掲載種） Suillus sibiricus (Singer) Singer 【よく似た種との区別】 Suillus americanus（キヌメリイグチ） 形態的に類似している（しばしば混同される） 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり北米などに分布する 本種より子実体のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される