2026年1月8日 (仮訳)広義Phanerochaete属の分類への追加:1新属、2新種および12新組み合わせ Larsson, K-H. et al. 2025. Additions to the taxonomy of Phanerochaete sensu lato (Polyporales, Basidiomycota); one new genus, two new species and twelve new combinations. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-025-02094-z [Accessed January 8, 2026] 【R3-13515】2026/1/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 広義Phanerochaete属に含まれていた複数の種について、形態学的観察および分子系統解析により再検討した。 菌糸に常にクランプを有する種が狭義の本属に含まれることを確認し、Efibula属が多系統であることを示して新属Phanericiumを提唱、2新種を記載した。 Thelephora amphiboliaをPhanerochaete cumulodentata、Odontia rufobrunneaをPhanerochaete aculeataのシノニムとし、計12新組み合わせを提唱した。 Norway, Oppland, Nord-Fron, Liadalane Nat. Res. (新種) Phanericium gemellum K.H. Larss. & Spirin 語源…(属名)Phanericium亜属から(語源は明記されていないがPhanerochaete属のシスチジア(毛、-chaete)のないグループと言う意味?)/(種小名)双子の 【よく似た種との区別】 Phanericium tuberculatum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体形成菌糸層菌糸の平均直径が大きい 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸に結晶を欠くか疎らなのではなく顕著な結晶に覆われる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russia, Khabarovsk Reg., Khabarovsk Dist., Malyi Niran (新種) Phanerochaete volubilis Spirin & K.H. Larss. 語源…はかない 【よく似た種との区別】 Phanerochaete calotricha 温帯から冷温帯に分布する 森林に生息する 稀産種である 肉眼的形態が極めて類似している(先行研究で混同されていたようである) 顕微鏡的形態が極めて類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子がKOH中で深紅色に呈色するのではなく無色のままである 本種と異なりシスチジアがほとんど埋没するか僅かに突出するのではなく子実層からいくぶん明瞭に突出する 本種よりシスチジアが僅かに長い 本種と異なり全構造がKOH中でカーマインレッドに呈色するのではなく無色のままである ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phanerochaete burtii(ウスキヒモカワタケ) KOHで赤変する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりロシアではなく北米などに分布する 本種と異なり根状菌糸束が子実層面と同色ではなく暗黄色〜橙色 本種と異なりKOHでの赤変が担子胞子を含む全構造で見られるのではなく根状菌糸束の菌糸に限られる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phanerochaete amphibolia (Fr.) Spirin & K.H. Larss. 旧名:Thelephora amphibolia Fr. (新組み合わせ) Phanerochaete amphibolia (Fr.) Spirin & K.H. Larss. 旧名:Thelephora amphibolia Fr. (新組み合わせ) Phanerochaete cacao (P. Karst.) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Xerocarpus cacao P. Karst. (新組み合わせ) Phanerochaete ochraceofulva (Bourdot & Galzin) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Corticium ochraceofulvum Bourdot & Galzin (新組み合わせ) Phanerochaete rufobrunnea (H. Furuk.) Spirin & Volobuev 旧名:Odontia rufobrunnea H. Furuk. 【よく似た種との区別】 Phanerochaete amphibolia 東アジアに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面が規則的に配列した突起を持つ刺状〜ラデュロイドではなく通常ほぼ平滑または不規則に分布する疎ら疣状または鈍い突起を有する 本種より担子胞子の平均幅が僅かに広い 本種と異なり実質菌糸が厳密に平行な菌糸から構成されるのではなくそれほど規則的に配列しない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phanerochaete magnoliae(アカコメバタケ) 東アジアに分布する 担子胞子の形態がほぼ同一である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり北米における分布が知られている 本種と異なり子実層面が規則的に配列した突起を持つ刺状〜ラデュロイドではなく通常ほぼ平滑または不規則に分布する疎ら疣状または鈍い突起を有する 本種と異なり実質菌糸が厳密に平行な菌糸から構成されるのではなくそれほど規則的に配列しない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phanericium americanum (Floudas & Hibbett) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Efibula americana Floudas & Hibbett (新組み合わせ) Phanericium rodriguezarmasiae (Telleria, M. Dueñas, Beltrán-Tej., I. Melo, Salcedo & M.P. Martín) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Efibula rodriguezarmasiae Telleria (新組み合わせ) Phanericium subglobisporum (C.Chih Chen & Sheng H. Wu) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Efibula subglobispora C.Chih Chen & Sheng H. Wu (新組み合わせ) Phanericium taiwanense (Yue Li & S.H. He) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Efibula taiwanensis Yue Li & S.H. He (新組み合わせ) Phanericium tuberculatum (P. Karst.) K.H. Larss. & Spirin 旧名:Corticium tuberculatum P. Karst. 【よく似た種との区別】 Phanericium gemellum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体形成菌糸層菌糸の平均直径が小さい 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が顕著な結晶に覆われるのではなく結晶を欠くか疎らである ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phanerochaetella cremeo-ochracea (Bourdot & Galzin) Spirin & K.H. Larss. 旧名:Corticium cremeo-ochraceum Bourdot & Galzin 【よく似た種との区別】 Phanerochaetella joseferreirae 形態的に類似している(容易に混同されうる) 子実層托がかなり鮮やかな色である 子実層托が亀裂状のことがある ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器の幅が広い 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり菌糸間の油状物質がコットンブルー中で通常欠くか極めて少ないのではなく豊富である ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phanerochaetella joseferreirae (D.A. Reid) Spirin & K.H. Larss. 旧名:Corticium joseferreirae D.A. Reid 【よく似た種との区別】 Phanerochaetella cremeo-ochracea 形態的に類似している(容易に混同されうる) 子実層托がかなり鮮やかな色である 子実層托が亀裂状のことがある ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器の幅が狭い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり菌糸間の油状物質がコットンブルー中で豊富なのではなくで通常欠くか極めて少ない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Phanerochaetella pallida (Parmasto) Spirin & Volobuev 旧名:Phanerochaete pallida Parmasto 【よく似た種との区別】 Phanerochaetella joseferreirae 肉眼的形態が極めて類似している 顕微鏡的形態が極めて類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器の幅が広い 本種と担子胞子の形態が異なる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される