(仮訳)Strigosella属寄生性の広範に分布すると推測されるAlbugo属菌の新種
Mirzaee, MR. et al., 2013. A new presumably widespread species of Albugo parasitic to Strigosella spp. (Brassicaceae). Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-012-0811-4 [Accessed June 18, 2014].
【R3-00819】2014/06/18投稿

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3行まとめ

Strigosella属植物の2種に白さび病を起こした病原菌を検討し、Albugo arenosaとして新種記載した。
本種は分子系統解析で独自の系統を形成したほか、卵胞子の装飾が独特な点などで同属の他種と区別された。
本種の卵胞子外壁の形態が乾燥への適応である可能性を指摘したほか、本種がスペインとイラン以外にも広範に分布すると推測した。
Iran, Birjand, Mohammadiah

(新種)

Albugo arenosa Mirzaee & Thines
語源…砂質の(生息環境から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Albugo candida
形態的に類似している
cox2+ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主がStrigosella属植物に限られないジェネラリストである
本種と異なり卵胞子の外壁が均等に分布するのではなく、互いに融合する疣状~線状突起になる
cox2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Albugo laibachii
cox2+ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりStrigosella属植物ではなくシロイヌナズナを宿主とする
cox2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される