2014年7月17日 (仮訳)ククルビタリア科の概略 Doilom, M. et al., 2013. An outline of the family Cucurbitariaceae. Sydowia. …. Available at: http://www.researchgate.net/publication/255485551_An_outline_of_the_family_Cucurbitariaceae [Accessed July 17, 2014]. 【R3-00912】2014/07/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストリアにおいてCucurbitaria属の基準種、C. berberidisを採集し、詳細に検討した上でエピタイプ指定に用いた。 SSU+LSUに基づく分子系統解析の結果、ククルビタリア科はPleosporineaeクレードの内部で明瞭なクレードを形成した。 また、Curreya、Rhytidiella、Syncarpella属のタイプ標本を検討し、分類学的位置づけについて議論した上で、本科に6属を認めた。 (その他掲載種) Cucurbitaria berberidis (Pers.) Gray ※本種のエピタイプ指定を行った。 (その他掲載種) Curreya conorum (Fuckel) Sacc. 【よく似た種との区別】 Cucurbidothis pithyophila (※論文中では”Cucurbidothis pityophila“と表記されている) 本種と異なり球果ではなく針葉樹材の表面に発生する 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種と異なり子嚢が円筒形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Rhytidiella moriformis Zalasky 【よく似た種との区別】 Diplodia tumefaciens カナダに分布する Populus balsamiferaを宿主とする 宿主に粗皮病を起こす 病徴が明瞭に異なる 宿主の反応が明瞭に異なる 菌類遷移の点で明瞭に異なる Rhytidiella beloniza 子嚢果の肉眼的形態が類似している 子嚢のサイズが類似している 子嚢の形状が類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子の形状が類似している 本種と地理的分布が異なる 本種と異なりPopulus balsamiferaではなくニオイシュロランを宿主とする 本種と異なり寄生菌ではなく腐生菌と推定される 本種と異なり子嚢果内菌糸系がヨードで明るい赤色の呈色反応を示すのではなく無反応 Rhytidiella baranyayi 本種と異なりPhaeoseptoria属アナモルフを欠く 本種と異なり子嚢果が平滑 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と異なり子嚢果内菌糸系がヨードで明るい赤色の呈色反応を示すのではなく無反応