2016年4月14日 (仮訳)中国産のハラタケ属Minores節の新種 He, M-Q. & Zhao, R-L., 2015. A new species of Agaricus section Minores from China. Mycology. Available at: http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/21501203.2015.1121931 [Accessed April 13, 2016]. 【R3-02833】2016/04/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省の森林で採集された菌を検討し、Agaricus gemloidesとして新種記載した。 本種は分子系統解析でMinores節に含まれ、変色性なども同節の形質に合致していた。 本種は子実体が細長く、傘が帯赤褐色で表面が繊維状~鱗片状、担子胞子の幅が広いことなどで特徴づけられた。 中国雲南省大理ペー族自治州大理市蒼山 (新種) Agaricus gemloides M. Q. He & R. L. Zhao 語源…Agaricus gemlii類似の 【よく似た種との区別】 Agaricus gemlii 傘の形態が類似している 襞の縁部の形態が類似している 縁シスチジアのサイズが類似している 縁シスチジアの色が類似している 縁シスチジアの形状が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じMinores節クレードに含まれる) 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus luteomaculatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じMinores節クレードに含まれる) 本種と異なり傘が帯赤褐色ではなく白色~黄褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus comtulus(コハラタケ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じMinores節クレードに含まれる) 本種ほど子実体が細長くない 本種と異なり傘が帯赤褐色ではなく通常白色で時に淡黄褐色、帯桃色、淡赤褐色、帯赤紫色である 本種より担子胞子の幅が狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus dulcidulus(コムラサキモリノカサ) 肉眼的形態が類似している 本種と異なり担子胞子のサイズが非常に小型 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される