2020年8月22日 (仮訳)形態および系統学的再構築により明らかになったエクアドルおよびパナマ産のGloeandromyces属1新種、およびラブルベニア綱における二次的バーコードに関する議論 Liu, J-Y. et al., 2020. A new species of Gloeandromyces from Ecuador and Panama revealed by morphology and phylogenetic reconstruction, with a discussion of secondary barcodes in Laboulbeniomycetes. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2020.1781496 [Accessed August 22, 2020] 【R3-07617】2020/8/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ エクアドルおよびパナマにおいてコウモリバエ科のハエに見出された寄生菌の一種を検討し、Gloeandromyces hilleriとして新種記載した。 本種は子嚢殻の腹部に2-3本の縦方向の畝があることなどで特徴づけられた。 nrLSUおよびTEF1をラブルベニア綱の分類における二次的バーコードとして利用することを提案し、本綱において初めてTEF1配列を取得した。 Panama, Panamá Oeste Province, Isla de Barro Colorado, Lab Clearing (新種) Gloeandromyces hilleri Haelew. & Pfliegler 語源…コウモリバエの専門家であるThomas Hiller博士に献名 【よく似た種との区別】 Gloeandromyces nycteribiidarum 中米に分布する 同じコウモリバエ科昆虫を宿主とする 本種と異なりエクアドルおよびパナマではなくコスタリカおよびグレナダなどに分布する 本種と異なりMastoptera属ではなくMegistopoda属昆虫などを宿主とする 本種と異なり子嚢殻腹部に2-3本の縦方向の畝を有するという特徴を欠く nrLSUおよびTEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される