2015年12月15日 (仮訳)4胞子性の子嚢を有するRugonectria属新種 Zeng, Z-Q., Zhuang, W-Y. & Ho W-H. 2011. A new species of Rugonectria (Nectriaceae) with four-spored asci. Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/jwxtcn/ch/reader/create_pdf.aspx?file_no=12040465&year_id=2012&quarter_id=4&falg=1 [Accessed December 14, 2015]. 【R3-02470】2015/12/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の熱帯域および亜熱帯域において材や樹皮に発生した菌を検討し、Rugonectria sinicaとして新種記載した。 本種は子嚢殻が球形、子嚢が4胞子性で、子嚢胞子が類楕円形~類紡錘形、1隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種は日本に産し、同じ4胞子性の子嚢を有するR. castaneicolaに類似していたが、形態および分子系統解析により区別された。 中国福建省武夷山 (新種) Rugonectria sinica W.Y. Zhuang, Z.Q. Zeng & W.H. Ho 語源…中国の 【よく似た種との区別】 Rugonectria castaneicola 樹皮に発生する 子嚢が4胞子性 ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種と異なり針葉樹に発生する 本種より多くの子嚢殻が群生することがある 本種より子嚢殻のサイズがやや大きい 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい 本種より子嚢殻の殻壁が厚い ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに16 bpの差異、β-チューブリンに7つの”unmatched loci”)