2022年4月6日 (仮訳)台湾の菌類相への追加 (1):新種Ophiosphaerella taiwanica Ariyawansa, HA. & Gareth Jones, EB. 2019. Additions to Taiwan fungal flora 2: Ophiosphaerella taiwanica sp. nov. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.413.1.4 [Accessed April 6, 2022] 【R3-09392】2022/4/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾においてニイタカヤダケの枯茎に発生した菌を検討し、Ophiosphaerella taiwanicaとして新種記載した。 本種は近縁種とは宿主のほか、子嚢果、子嚢、子嚢胞子のサイズ、子嚢胞子の隔壁数などが異なっていた。 本新種を含むOphiosphaerella属菌の形質比較表を掲載した。 台湾花蓮県奇莱山 (新種) Ophiosphaerella taiwanica Ariyawansa & E.B.G. Jones 語源…台湾の 【よく似た種との区別】 Ophiosphaerella graminicola 同じイネ科植物を宿主とする 孔口周糸を有する 本種と異なり台湾ではなくアルゼンチンなどに分布する 本種と異なりYushania属ではなくアゼガヤ属植物などを宿主とする 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種より孔口のサイズが小さい 本種より子嚢のサイズが比較的大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が10-13ではなく12-20 Ophiosphaerella agrostidis アジアに分布する 同じイネ科植物を宿主とする 子嚢果のサイズの範囲が重なる ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種と異なり台湾ではなく米国、タイなどに分布する 本種と異なりYushania属ではなくヌカボ属またはギョウギシバ属植物などを宿主とする 本種より孔口のサイズが比較的小さい 本種と異なり孔口周糸を有するのではなく有するかまたは欠く 本種より子嚢のサイズが比較的大きい 本種より子嚢胞子のサイズが比較的大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が10-13ではなく6-15 ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ophiosphaerella aquaticus アジアに分布する 子嚢果のサイズの範囲が重なる 孔口周糸を有する ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種と異なり台湾ではなくタイなどに分布する 本種と異なり陸生ではなく水生である 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が10-13ではなく0 ITS+nrLSU+nrSSU+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される