(仮訳)エジプト、ワディエルナトルーンのエルガール湖の土壌から分離されたCircumdati節の新種、Aspergillus gaarensis
Al-Bedak, OA. & Moubasher, AH. 2020. Aspergillus gaarensis, a new addition to section Circumdati from soil of Lake El-Gaar in Wadi-El-Natron, Egypt. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_5_1_5.pdf [Accessed May 17, 2020] 【R3-07324】2020/5/17投稿

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3行まとめ

エジプトの湖の近くにある耕作地土壌から分離された菌を検討し、Aspergillus gaarensisとして新種記載した。
本種は子嚢果および菌核を形成せず、コロニーが帯黄白色~淡黄色で分生子柄が平滑であることなどで特徴づけられた。
Circumdati節の類似種との形態形質の比較表を掲載した。
Egypt, Wadi-El-Natron, Lake El-Gaar

(新種)

Aspergillus gaarensis Al-Bedak O.A. & Moubasher A.H.
語源…(エル・)ガール(湖)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aspergillus ochraceopetaliformis
分生子のサイズの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄が淡褐色~褐色ではなく無色~黄色~褐色
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面
本種と異なり分生子柄の頂嚢が球形ではなく球形~洋梨形
本種よりメトレが長い
本種と異なり菌核様構造を有する
本種と異なり培養下での胞子形成が帯黄白色~淡黄色ではなくはなく鈍黄色~オリーブ褐色~褐色
本種と異なりコロニー表面を白色の菌糸体が覆う
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus pulvericola
分生子柄の頂嚢のサイズの範囲が重なる
分生子柄の頂嚢が球形
分生子のサイズの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄の最大長が長い
本種と異なり分生子柄が淡褐色~褐色ではなく無色~褐色
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面
本種よりメトレが長い
本種と異なり菌核を有する
本種と異なり培養下での胞子形成が帯黄白色~淡黄色ではなくはなく帯黄白色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus insulicola
分生子柄の頂嚢が球形
メトレの長さの範囲が重なる
分生子のサイズの範囲が重なる
菌核を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄の幅が広い
本種と異なり分生子柄が淡褐色~褐色ではなく無色~黄色~褐色
本種と異なり分生子柄表面が平滑ではなく粗面
本種より分生子柄の頂嚢のサイズが小さい
本種と異なりMEA培地での胞子形成が帯黄白色~淡黄色ではなく淡橙色~帯灰橙色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される