2020年8月16日 (仮訳)コウジカビ属Polypaecilum亜属に属する土壌由来の新種、Aspergillus telluris Sun, B-D. et al., 2020. Aspergillus telluris, a new soil derived species belonging to Aspergillus subgenus Polypaecilum. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.455.2.5 [Accessed August 16, 2020] 【R3-07597】2020/8/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の四川省、広西チワン族自治区、および広東省において農地土壌から分離された菌を検討し、Aspergillus tellurisとして新種記載した。 本種は生長が遅く、分生子が類球形、洋梨形、楕円形であり、厚壁胞子が球形~類球形であることなどで特徴づけられた。 中国からのPolypaecilum亜属の種の報告は初となった。 中国四川省成都市 (新種) Aspergillus telluris B.D. Sun, X.Z. Jiang & A.J. Chen 語源…土壌の 【よく似た種との区別】 Aspergillus caninus 37°Cで生育可能 ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する 本種と異なりイヌの病原菌として知られている 本種と異なり厚壁胞子が知られていない 本種よりMEA培地での生長が速い 本種と異なり25°Cよりも37°Cでの生長が速い ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus chlamycosporus 厚壁胞子が球形~類球形 37°Cで生育可能 ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくスペインなどに分布する 本種と異なりイヌの病原菌として知られている 本種よりMEA培地での生長が速い 本種と異なり25°Cよりも37°Cでの生長が速い 本種と異なり厚壁胞子が分生子よりも豊富に形成される 本種より厚壁胞子のサイズが大きい ITS、BenA、CaM、RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される