2015年10月31日 (仮訳)新熱帯産ヤケイロタケ属菌:Tyromyces atroalbusの系統学的・形態学的関係および新種の記載 Westphalen, MC. et al., 2015. Bjerkandera in the Neotropics: phylogenetic and morphological relations of Tyromyces atroalbus and description of a new species. Mycological Progress. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-015-1124-1 [Accessed October 30, 2015]. 【R3-02336】2015/10/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、サンパウロ州における調査で再発見された稀産種、Tyromyces atroalbusの形態学的検討および分子系統解析を実施した。 その結果、本種をヤケイロタケ属に含めるのが妥当であること、ブラジル産とメキシコ産の標本がそれぞれ別種に相当することが示された。 前者に対して新組み合わせBjerkandera atroalbaを提唱し、後者を新種B. centroamericanaとして記載した。 Mexico, Veracruz, San Andrés Tuxtla municipality, near Montepío (新種) Bjerkandera centroamericana Kout, Westphalen & Tomšovský 語源…中米の 【よく似た種との区別】 Bjerkandera atroalba 形態的に類似している(同種として扱われていた) 子実層面が白色~クリーム色 子実層面が触れたり乾燥したりすると暗色になる 管孔が肉と同色または僅かに暗色 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子の形状の範囲が重なる ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなくブラジルに分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子の幅が僅かに狭い 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく狭楕円形 ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Bjerkandera atroalba (Rick) Westphalen & Tomšovský 旧名:Tyromyces atroalbus (Rick) Rajchenb. (基礎異名はPolyporus atroalbus Rick) ※Tyromyces humeanaを本種のシノニムとした。 【よく似た種との区別】 Bjerkandera centroamericana 形態的に類似している(同種として扱われていた) 子実層面が白色~クリーム色 子実層面が触れたり乾燥したりすると暗色になる 管孔が肉と同色または僅かに暗色 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子の形状の範囲が重なる ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくメキシコに分布する 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子の幅が僅かに広い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形ではなく類球形~広楕円形 ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される