2022年9月17日 (仮訳)中国産の新種、Cinereomyces wuliangshanensis Luo, K-Y. & Zhao, C-L. 2022. Cinereomyces wuliangshanensis sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2022/00000137/00000002/art00006 [Accessed September 17, 2022] 【R3-09883】2022/9/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において被子植物の幹に発生した多孔菌の一種を検討し、Cinereomyces wuliangshanensisとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で孔口面が白色、担子胞子が類球形~広楕円形、2菌糸型で生殖菌糸にクランプを有することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でC. lindbladiiなどに近縁であった。 中国雲南省普洱市鎮沅イ族ハニ族ラフ族自治県無量山国家級自然保護区歇気坡森林公園 (新種) Cinereomyces wuliangshanensis C.L. Zhao & K.Y. Luo 語源…無量山産の 【よく似た種との区別】 Cinereomyces lindbladii(アラゲカワラタケモドキ) 中国に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり孔口面が白色~クリーム色~帯オリーブ黄褐色ではなく帯灰色 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Obba rivulosa ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が薄壁~僅かに厚壁 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型ではなく1菌糸型 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Obba valdiviana ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型ではなく1菌糸型 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cinereomyces dilutabilis 菌糸構成が2菌糸型 本種と異なり中国における分布が知られていない 本種と異なり子実体が淡い帯褐色 本種より孔口のサイズが小さい 本種より担子胞子の幅が狭い